妊娠を待ち望んでいる女性なら、いつもとは違う体の不調があると、「これってもしかして妊娠?」なんて期待してしまいますよね。

妊娠を期待させる体の不調の1つと言えば、受精卵が子宮に到着する時に起こる「着床痛」でしょう。妊娠していれば、着床は必ず起こります。

なので、お腹で何らかの痛みを感じると、「着床痛かも!」と期待することもあるでしょう。もちろん、結果は生理予定日を何日か過ぎれば、はっきりと分かります。

でも、「いち早く妊娠しているかどうかを知りたい!」なんて言う方も多いでしょう。確かに、妊娠が早く分かれば、早く家族に妊娠報告をしてあげられますし、自分自身の心の準備もできますよね。

だからこそ、今感じている痛みが着床痛なのか、生理痛なのかを判断して、早く妊娠の有無を特定できたら良いですよね。では、着床痛と生理痛の違いについて見ていきましょう。

・着床痛とは何?

着床痛に関しては、「妊娠した時に起こる痛み」として知っている方がほとんどでしょう。ただ、「具体的に妊娠した時にどういう痛み?」「着床って何?」と聞かれると、困る方はきっと多いでしょう。

そもそも、妊娠には様々な過程があり、パパとママが仲良くしたからと言って、すぐに妊娠に結び付く訳ではありません。まずは、パパの精子とママの卵子が受精して、受精卵ができるところからスタートします。

そして、「受精卵が子宮に向かう⇒子宮に到着する⇒子宮内膜に入り込む」と言う過程を経て、ママの体に定着します。ちなみに、この中の「子宮に到着する⇒子宮内膜に入り込む」と言う過程が「着床」で、人によっては下腹部痛を感じることがあります。

この痛みが「着床痛」で、全く痛みを感じなかったり、全く痛みに気付かない人もいれば、それなりの痛みを感じる人もいます。


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・生理痛とは何?

生理痛は着床痛とは違って、もっとも皆さんにとって身近な痛みですよね。毎月の生理で経験している痛みで、毎月生理が近づくたびに憂鬱になる方も多いでしょう。

女性の子宮内膜は妊娠に備えて厚くなっていくのですが、妊娠しなければ厚い子宮内膜は必要ありません。なので、生理の時に血液と一緒に、余分な子宮内膜が剥がれ落ちます。

この時に起こる痛みが「生理痛」で、生理痛に関しても着床痛と同じように、痛みの感じ方に個人差があります。寝込んでしまうほどの強い痛みを感じる人もいれば、全く痛みを感じない方もいます。痛みを感じる場合は、生理前半を中心に痛みを感じることが多いです。

・着床痛はどんな感じの痛み?生理痛との違いは?

着床痛は生理痛に似たような痛みだと思っている方も多いのですが、痛みの感じ方は人それぞれです。着床痛でよく言われるのが、「チクチクする」「どんよりした痛み」「ツキーンとする」「シクシクする」など。

これらの表現に全く統一性がないように、着床痛の感じ方には個人差があります。「生理痛よりも痛かった。」と言う人もいれば、「生理痛と変わらない。」「生理痛よりも軽い痛みだった。」と言う人もいます。

もしかしたら「まさに着床の瞬間に痛みを感じた。」とか、「着床からやや時間が経ってから痛みを感じた。」などでも、痛みの感じ方は異なるのかも知れませんね。

ただ、残念ながらこのような感じ方にも全く医学的な根拠はなく、「こんな痛みだから着床痛かも。」とか「あんな痛みだから、着床のこの過程で感じた痛みかも。」と想像の世界を楽しむくらいになります。

つまり、痛みの感じ方から着床痛か、生理痛かを判断するのは難しいです。「いつもと違う痛みなら、間違いなく着床痛だろう。」と言う判断も、あまり当てにはなりません。ちょっとしたホルモンバランスの乱れで、生理痛の感じ方がいつもと違うこともよくありますから。

・着床痛を感じる時期は?

先にも述べたように、「着床」と言う過程を歩むまでに必要な過程は、「精子と卵子が受精して受精卵ができること」です。それから、受精卵が子宮に向かっていく訳ですが、受精卵が子宮に到着するまでに6日かかると言われています。

これを考えると、排卵日前後に仲良くしてから着床痛を感じるまでに、少なくとも6日はかかりそうです。つまり、排卵日から約1週間目以降が、着床痛の起こる時期になりそうです。

ちなみに、排卵日は生理予定日の約2週間前で、生理を基準にすると生理予定日の数日前くらいです。ただ、これはあくまでも生理が順調に来ている方の目安で、生理不順の方には当てはまりません。


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・生理痛を感じる時期は?

生理痛を感じる時期は、一般的には生理日が中心なのですが、もっとも多いのが「生理開始日~生理3日目にかけて」です。ただ、生理痛を感じる時期も、痛みの感じ方と同じように人それぞれです。

生理の1週間近く前から鈍痛を感じる人もいれば、生理が終わってからも痛みを感じる人もいます。なので、まず生理前から生理痛を感じている人だと、当然ながら着床痛の時期と重なる可能性が高いですよね。

また、生理日に生理痛を感じる人でも生理不順だと、場合によっては着床痛と重なることもあるでしょう。いや、今まで順調に生理が来ていた方でも、「今回だけはバランスを崩していて、いつもと若干違う生理になる。」なんて言うこともよくあるものです。

と言う訳で、生理痛を感じる時期は色々考えられるので、痛みを感じる時期から着床痛か生理痛かを判断するのも難しいと考えた方が良いでしょう。

・着床にも出血がある?

「着床と生理の違いを痛みで判断できないのなら、出血で判断すれば良いではないか。」と思う方も多いでしょう。

確かに、出血の方が痛みに比べると、着床と生理の違いを判断しやすいかも知れません。それでも、あくまでも判断目安で、100%を保証するものではないのですが。

まず、着床出血は受精卵が子宮内膜に入り込む着床時に、子宮内膜が絨毛によって傷付けられて起こる出血です。必ず起こる出血ではなく、実際には起こらない人の方が多いくらいです。

確率的には50人に1人と言われているくらいですから。着床出血が起こる時期も着床痛を感じやすい時期と同じで、生理予定日の数日前くらいと言われています。

出血は数日ほどで終わることが多いのですが、中には1週間ほど続く人もごく僅かながらいます。出血量もおりものシートで大丈夫なくらい、微量であることがほとんどです。

とは言っても、着床出血に関しても生理不順の方だと、通常の生理との違いが分かりにくいです。出血の期間・量が少ないのは、あくまでも着床出血の1つの判断目安として考えるくらいにしておきましょう。

・まとめ

着床痛は「受精卵が子宮に到着して、子宮内膜に入り込む時に生じる痛み」で、生理痛は「子宮内膜が剥がれ落ちる時に生じる痛み」です。いずれも子宮で起こる痛みで、主に下腹部痛として感じられます。

着床出血の痛みの感じ方は、チクチクしたり、鈍痛のように重く感じられたり、人によって様々です。生理痛も人によっても体調によっても痛みの感じ方があり、「いつもと違う痛みだから着床痛かも!」なんて言う、シンプルな判断方法はできません。

また、痛みを感じやすい時期に関しても、着床痛の時期は生理予定日の数日前で、生理痛を感じやすい日とも大差ありません。この他、着床痛か生理痛を判断する目安に、出血の期間・量などもあります。

生理が1週間ほど出血が続くのに対して、着床出血は数日ほどで微量の出血量と言われています。

これにも残念ながら個人差があって、100%妊娠を特定する判断材料にはなりません。結局のところ、着床痛は生理痛みたいで、両者をはっきり分ける違いはほとんどありません。

生理予定日を過ぎるまでは、「妊娠してたらいいな。」くらいのちょっとした期待感で待っているのが丁度良いかも知れませんね。