妊娠を強く望んでいる方なら、生理予定日の少し前から、「妊娠っぽい症状はないかな?」と探したくなるでしょう。

あるいは、いつもとは違う体の不調を感じて、「これって、もしかして妊娠の兆候?」なんて、気になってしまうこともあるでしょう。

確かに、妊娠を経験した方に聞いてみると、「妊娠した時に、いつもとは違うこんな症状があった!」などと、経験談を話す方もいます。中には、いつもとは違う症状として、着床痛を経験した方もいるようです。

こんなふうに妊娠特有の症状みたいなのがあれば、少しでも早く妊娠に気付くことができそうですよね。

ところで、妊娠を早く知りたい皆さんの中にも、今現在いつもとは違う痛みを感じている方もいるかも知れませんね。これが着床痛なのか、少しでも早く知りたい気持ちでいっぱいでしょう。では、着床痛が一体どういう感じの痛みなのか、見ていきましょう。

・着床痛で激痛を感じることも!

「妊娠したら生理がないから、毎月のような生理痛を味わわなくて済む!」なんて思ったら大間違いです。毎月の生理も大変なのですが、妊娠となるとそれ以上の苦しみを乗り越える必要があります。

人によっては、その苦しみのスタートとなるのが「着床痛」です。着床痛は受精卵が子宮に到着して子宮内膜に入り込む時に、絨毛が子宮内膜を傷つけることで起こる痛みです。

「子宮内膜が傷つく」と言っても、大きな傷がつく訳ではありません。大抵はちょっとした傷で、場合によっては微量の出血が起こる程度です。

なので、着床出血を感じるとしても、ちょっとした痛みで済みそうな感じがしますよね。「着床くらいで痛みを感じるとは考えられない。」と言う専門家もいますし、妊娠した方の中には「着床痛を全く感じなかった。」と言う方も多いくらいですから。

それでも、しっかりと着床痛を感じる方もいます。よく言われるのが、「チクチクする。」「ピキピキする。」などの痛みの表現。「差し込むような激痛を感じた!」と言う方もいるようです。


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・痛みを感じる部分は人それぞれ

「着床痛を感じる場所は、子宮かその周辺だろう。」と、ほとんどの方は思うでしょう。確かに、子宮で起こる着床に関する痛みなので、子宮かその周辺で起こることがほとんどです。

子宮かその周辺と言うと、分かりやすい言葉で言うと「下腹部」です。着床痛を経験した方の中には、「下腹部全体で痛みを感じた。」と言う方もいれば、「お腹全体で痛みを感じた。」「足の付け根で痛みを感じた。」と言う方もいます。

さすがに、お腹よりも上、足の付け根よりも下で痛みを感じる方は、ほとんどいません。下腹部・お腹全体・足の付け根、どの部分もやはり子宮かその周辺に当たりますよね。

いつもの生理痛も人によっては、下腹部・お腹全体・足の付け根で感じる方もいるかも知れません。でも、「特に体調の変化も無いのに、普段の生理痛とは明らかに違う場所で痛みを感じる。」なんて言う場合は、着床痛の可能性も捨てきれませんよね。

・下痢のような腹痛は妊娠初期の症状かも!

妊娠すると着床痛以外に、下痢のような腹痛を経験する方も多いです。この「下痢のような腹痛」を着床痛だと思っている方もいるのですが、着床で下痢が起こるとは考えにくいです。

下痢になるとしたら、着床そのものではなく「妊娠初期の症状」でしょうね。着床して妊娠すると妊娠を継続させるために、「プロゲステロン」と言う女性ホルモンの働きが強くなります。

実は、このプロゲステロンには腸の働きを抑制する作用もあり、下痢・便秘を引き起こすことがあります。また、妊娠すると「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」と言う、ホルモンの分泌量も一気に増えます。

妊娠前には無かったホルモンがいきなり分泌されることで、自律神経のバランスが乱れて腸にまで影響を及ぼすことがあります。下痢のような腹痛に限らず、便秘も含めて腸の不調を感じた時は、妊娠初期の症状の可能性も考えられます。

・流産や子宮外妊娠で激痛になることも!

激痛かどうかの判断は人によって違うので、なかなか難しいところですよね。でも、1つの判断基準として、「我慢できないほどの痛みかどうか?」とチェックしてみましょう。

もし我慢できないほどの激痛であれば、着床痛以外に何らかのトラブルの危険性も考えられます。着床から妊娠が確定するまでの間は、本来は我慢できないほどの激痛を感じることはほとんどないはずですから。

それで、着床痛以外のトラブルとして考えられるのが、流産や子宮外妊娠です。まず、流産の場合は強い下腹部痛以外に、3日以上続く鮮血もあります。

子宮外妊娠は本来子宮で着床するはずの受精卵が、卵管とか子宮以外の場所で着床してしまう妊娠のことです。卵管は子宮よりも狭い場所なので、赤ちゃんの成長とともに痛みが激しくなっていきます。

子宮外妊娠に関しても、流産と同じように出血が続くことが多いです。激痛と一緒に出血が続いたり、鮮血が見られたりする場合は注意が必要です。


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・気にしすぎることで痛みを強く感じることも!

「着床痛を感じる人よりも、着床痛を感じない人の方が多い。」と言われています。さらに、「着床痛に医学的な根拠は無い。」とも言われています。

とは言っても、妊娠を強く望むほど、いつもとは違った症状を探したくなってしまいますよね。時にはいつもの生理痛の症状を、着床痛と間違って判断してしまうこともあるでしょう。

妊娠を望む気持ちは、もちろん強い方が良いに決まっています。でも、症状1つ1つを過剰に気にしすぎると、何でもない痛みまで強く感じてしまう危険性があります。

「差し込むような激痛」、「下痢のような腹痛」とまで行くと、相当酷い痛みの感じ方です。着床痛を感じない人は多少の痛みはあっても、気付いていないことが多いものです。

少しでも妊活・妊娠期間を快適に過ごすためにも、痛みは気にしないのが一番です。生理予定日を過ぎたら結果は絶対に分かるので、妊娠が分かってから「この痛みは着床痛だったんだ!」と気付くくらいの方が丁度良いかも知れませんね。

・妊娠が分かるのは生理予定日を過ぎてから

「着床痛があるから妊娠している。」「こういう痛みがあるから着床痛。」このような判断は、とても難しいものです。妊娠の有無を確実に判断するのは、早くて生理予定日です。

妊娠検査薬の中には生理予定日から使えるものもあるので、「少しでも早く妊娠を知りたい!」と言う方はぜひ使ってみましょう。妊娠検査薬以外には、朝の基礎体温を測定する方法もあります。

具体的には、生理予定日を過ぎても高温期の体温がずっと続いている場合、妊娠の可能性があります。ただ、生理不順で生理日がズレるのも、よくあることです。

なので、生理予定日から1週間後までの間に生理が来なければ、「妊娠していたらいいな。」くらいの気持ちで待ってみるのも良いかも知れませんね。

さすがに、生理予定日から1週間後ともなると、妊娠検査薬で確実性の高い検査結果が出ます。妊娠検査薬で陽性が出たり、基礎体温が高温期のままだったりしたら、産婦人科にかかって妊娠の診断をしてもらいましょう。

・まとめ

着床痛は「チクチクする。」「ピキピキする。」などと、表現できるような痛みを感じる方が多いです。ただ、痛みの感じ方には個人差があって、中には差し込むような激痛を感じる方もいます。

着床痛を感じる部分は下腹部・お腹全体・足の付け根など、子宮やその周辺がほとんどです。また、「着床痛で下痢のような腹痛を感じた。」と言う方もいるのですが、下痢に関しては着床ではなく、妊娠初期の症状である可能性が高いです。

妊娠中はプロゲステロン・hCGなどのホルモンの影響で、腸の働きが乱れやすくなります。なので、下痢に限らず便秘を繰り返す方も多いです。着床痛は気にしすぎることで、痛みを強く感じることもあります。

どんな手段を使っても妊娠が分かるのは、基本的には生理予定日を過ぎてからです。それまでは「妊娠してたらいいな。」くらいのちょっとした期待感で、気楽に過ごしているくらいの方が良いかも知れませんね。