「着床痛」という言葉を聞いたことはありますか?その名の通り受精卵が着床する際、体内に痛みを感じることなのですが、果たしてどんな感じの痛みなのか疑問に思っている人も多いでしょう。

また、着床痛が起こらなかったことを不安に感じるかもしれません。着床痛は個人差があるものですので、症状の有無に関わらず不安になる必要はありません。今回は、着床痛が起こる原因やさまざまな体験談、痛みの現れ方などについてまとめました。

着床痛はいつ始まって、どんな感じに痛くなるの?

着床痛と着床出血について

着床とは、受精卵が子宮内膜の中に潜り込んで根をおろすことです。受精卵がしっかりと根を張ろうとして子宮内膜を少し傷つけることがあり、その際に内側の血管にも傷が入って出血を生じるのが着床出血です。

着床痛、着床出血ともに症状の現れ方には個人差があり、全ての妊婦さんが経験している訳ではないので医学的根拠は無いといわれています。

よく、ネット上などで触れられている着床痛の症状は、下腹部に軽い痛みを感じる、生理痛や排卵痛と同じような痛みだとの感想が多く見られます。

妊活中に急に下腹部が痛くなって、産婦人科で妊娠の診断を受けたという意見もあります。着床痛は、妊娠したというサインと考えてもよいでしょう。

腹痛の調子が普段と違う?と違和感を覚えたら、まずは産婦人科を受診することをおすすめします。

私自身は、これが着床痛かと思われる症状を感じた記憶がありません。ただ、着床出血は微量ながら見られました。


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着床痛はいつ頃始まるの?

着床時期には個人差がありますが、受精後約7日といわれています。排卵日に受精したとすると、生理の周期が28日の場合は生理予定日の約1週間前となります。その時期は妊娠3週目となり、妊娠が成立します。

これらはあくまでも目安なので、妊娠を希望するなら基礎体温を測る習慣を付けると判断しやすいです。

着床痛を感じる時期は着床直後、もしくは数日後と様々で、例えば排卵日の約10日後にズキズキしたお腹の痛みや腰の重さを感じたというケースもあります。

卵巣のあたりに突き刺さるような痛みが起こって立ち上がれない、下腹部の張りや激痛といったわかりやすい症状となって現れることもあります。

一方で、着床痛を全く感じず妊娠していることに気付かなかったという人もいるので、これらの症状は全て個人差があると言いきってもよいでしょう。

多様な着床痛の症状

腹痛がもっとも多いです

下腹部、おそらく子宮のあたりを針でチクチクと刺されるような痛みを感じた。急に腹部に何かが刺さるような激痛を感じて動けなくなったなど、子宮に傷が付いたのかな?と思わせるような痛み方の報告が多いようです。生理痛のような痛みだったという感想もあります。

痛みが続く期間は、1日ですぐに終わる時もあれば、着床出血が続いている間中ずっと痛んでいるなど個人によって異なります。

妊活中で身体の変化をいつも気にかけている人、または出産経験のある人は、排卵日を過ぎた頃に感じる腹部の痛みを着床痛だと認識して、すぐに妊娠に気付けることがあるようです。

風邪のような倦怠感との併発も

腹部の痛みと同時に、吐き気や強い眠気など妊娠超初期に見られる症状を併発する場合もあります。また、腹痛はなかったけれど上記の症状に悩まされるなど、つわりが起こるにしては早いなと違和感を覚えるものです。

着床と同時期に基礎体温も上がるので風邪のような症状も現れることもあり、それらと着床痛との併発は疲労もストレスも多くなりがちです。大抵の場合は数日で症状が治まるといわれています。

女性ホルモンの影響による腰痛

妊娠すると、リラキシンという女性ホルモンが分泌されます。リラキシンは卵巣や子宮、胎盤などから分泌される女性ホルモンの一種で、じん帯や関節を緩めて骨盤を開きやすくして、出産のための身体の準備を始めます。

骨盤が緩み始めると筋肉で身体を支えることになるので、腰回りに負担がかかって腰痛を引き起こしやすくなります。

この腰痛の感じ方にも個人差があり、腰全体が重く感じ、痛くなる。骨盤辺りの激しい痛みを感じるなどの報告があります。
妊娠してから初めて腰痛に悩まされたという人もいます。


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着床出血

受精卵が子宮内膜に着床するとき、根を張ろうとして子宮内膜を溶かすために出血することがあります。同時に子宮内膜の血管も溶かして結合するので、溶かされた血管から血液が子宮内に漏れてしまいます。これが着床出血です。

着床出血は少量の出血で、生理よりも少量の鮮血、もしくはおりものに混ざって排出されます。生理の出血と間違いやすいのですが、少量であること、生理予定日よりも早い時期に見られるものが着床出血です。

出血は少量であると一般的にいわれていますが、通常の生理時と同じ位の量だったという報告もあります。

着床出血の有無、量の増減や出血が続く時期には個人差があります。出血が見られなかったからといって不安になることはありません。また、出血があった場合も身体に異常はありません。

私の場合は着床痛は見られず、微量の着床出血が生理予定日頃から断続的に続いていました。同時に全身の倦怠感や食欲不振など、つわりに近い症状も併発していたのですぐに妊娠だとわかったことを記憶しています。

出血は短い期間で止まりましたが、産婦人科を受診するまでは不安でした。

もしかして流産の出血かな?という心配もありましたが。これは着床出血だと産婦人科医から聞いたことで安心しました。

着床痛なんて存在しないという意見も

近年の研究では、「着床痛なんて存在しないのではないか」との専門家による意見があります。着床痛はだいたい医学的に根拠がないものといわれています。

序盤でも述べたように受精卵が子宮内膜に潜り込んで根をはろうとすれば傷が付きますが、その傷によって子宮内に痛みを感じるのかが疑問視されており、また、それらを子宮の痛みだと認識することは困難であるといわれています。

着床痛は、排卵にともなう痛みの一種である排卵痛と勘違いされているのとの意見もあります。いずれにせよ、真相が解明されてほしいものですね。

まとめ

着床痛の症状の現れ方には個人差があるので、この症状が必ず起こるというような断言はできません。身近な人に話を聞いたとしても、いまいち確信が持てず、疑問ばかりが深まることもあるでしょう。

着床痛、および着床出血を経験しなかった人もいます。着床痛は医学的根拠が無いといわれているので、心配し過ぎずに体調不良を感じたら安静にすることを心がけましょう。

普段から体調管理を心がけて、身体のささいな変化に気付けるようにしてください。妊娠を望んでいる場合は、特に体調の変化を感じ取る必要があります。

特に基礎体温の計測を行うことから初めていきましょう。

着床痛は妊娠のサインだともいわれているように、妊娠が成立すれば、程度の差こそありますが必ず身体に変化が訪れるものです。

それらの大半は体調の異変となって現れますが、誰にでも起こりうることなので心配しなくても大丈夫です。普段の生活で無理をしないように過ごして、なるべくストレスを溜めないことを意識すれば身体も心も徐々に安定していくと思います。

もし、どうしても気になる点が見つかれば産婦人科に相談しましょう。皆様の心安らぐマタニティライフを応援します。