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染色体異常に男性女性がなる原因!ストレスや遺伝

染色体異常と言うと、赤ちゃんの先天的な疾患・障害などを思い浮かべる方が多いでしょう。確かに、染色体異常にはこのような可能性もあるのですが、同時に流産の可能性もあります。

いずれにしても染色体に異常があると言うことは、「妊娠→出産→育児」のどこかで何らかの問題が出てくる可能性が考えられます。

なので、できることなら妊娠する前に、染色体異常の原因を知って、何らかの対策ができると良いですよね。ところで、「染色体異常の原因は女性だけにあるもの!」と思っていませんか。

実は、男性も女性と同じくらい、染色体異常の原因を持っているのです。これを知って驚く方も多いでしょうが、よく考えてみると分かるでしょう。

妊娠は決して女性だけではなく、パートナーである男性がいてこそ実現できるものですから。では、染色体異常になる原因について見ていきましょう。

・染色体異常とは?

染色体異常の原因を知る前に、「そもそも、染色体異常って何?」と言う方も多いでしょう。染色体異常は名前通り染色体の異常なのですが、染色体の構造・数などが異なる異常のことを言います。

ちなみに、私たち人間は2本1組の染色体が23組、計46本の染色体を持っています。

染色体異常の場合だと、「染色体の構造の一部に異常がある。」「2本1組であるはずの染色体が1本、あるいは3本以上になっている。」「46本のはずの染色体が2倍、3倍の数になっている。」などのケースが見られます。

染色体異常の種類は、150種類以上もあると言われています。

さらに、150種類以上ある染色体異常に該当する赤ちゃんは、160人に1人くらいの確率と言われています。とは言っても、だんだんと増加していく傾向にあり、今後もっと増えることが予想されます。


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・染色体異常には女性の年齢も関係している

女性は男性以上に妊活の時期を気にしている方が多いのですが、妊娠は女性の体内で行われるものなので母体はとても大切です。

実は染色体異常には女性の年齢も関係していて、女性の年齢が高齢化するほど、染色体異常の確率が高まっていきます。とは言っても、「若ければ染色体異常の可能性がゼロ!」なんて言うことはありません。

染色体異常の確率は、20代の女性でも500人の1人と言われています。そして、40代になると染色体異常の確率は、10倍に増えると言われています。

先に「染色体異常とは?」のところで、「染色体異常に該当する赤ちゃんは、だんだんと増加していく傾向にある。」と言うようなことを述べました。

これには日本の晩婚化傾向が関係しています。最近では30代で結婚して妊娠・出産を経験する女性が増えており、中には40代に妊娠・出産を経験する方もいます。

染色体異常の確率に女性の年齢も関係しているとなると、当然ながら晩婚化するにつれて染色体異常の確率が増えます。

・女性ばかりに原因がある訳ではない

「染色体異常の原因は女性ばかりにあるもの!」と思ったら大間違いで、実は男性に原因が潜んでいることも多いのです。積極的に不妊治療に取り組む患者さんは、以前は女性が中心でした。

でも、最近では男性も増えています。このような背景だけでも、妊娠は男性と女性の問題であることがよく分かりますよね。

年は女性ばかりが取るものではなく、男性も同じように取っているものです。形・運動力に問題がないとされる精子でも、細胞分裂のための活性力は35歳以降になるとだんだんと衰えていく傾向にあります。

ちなみに、活性力がもっとも高い20代でも活性力は70%くらいで、30代後半になると60%くらいまで低下します。そして、40代前半には50%くらい、40代後半には40%くらいになります。

「できるだけ若いうちに妊活した方が良い。」と言うのは、男性も女性も同じです。ただ、女性の場合は妊娠できることがゴールではなく、10ヶ月の妊娠期間、大変な出産を迎えて産後に入っても、出産で傷めた体を回復しなければいけません。

だからこそ、男性以上に「若いうちに妊活した方が良い。」と言われることが多いのでしょうね。

・染色体異常の原因はストレスにもある

染色体異常とストレスは、全く無関係のように感じるかも知れません。確かに、ちょっとしたストレスは誰にでもあるものですし、ちょっとストレスを感じたくらいで染色体異常が起こることはまず少ないです。

でも、ちょっとしたストレスを毎日繰り返しているうちに、大きなストレスになっていることはよくあるものです。この大きなストレスこそが健康に害を及ぼす危険性があり、結果的に染色体異常を引き起こすことも十分に考えられます。

老化は誰にでも起こるものですが、過ごし方次第で老化を最小限に抑えることも可能です。逆に、若い方でも生活習慣・食生活によっては、老化を早めることもあります。

先に「染色体異常には年齢も関係している。」と述べましたが、老化は見た目だけではなく体の機能にも起こるものです。

男性の精子の老化、女性の卵子の老化などもありますし、精子と卵子が受精するまでの期間に何らかの悪影響を受けて染色体異常になることも考えられます。

「たかがストレス。」と思ってしまいそうですが、ストレスによる影響も決して侮れません。ストレスも染色体異常の1つの可能性として、こまめにケアしましょう。

「十分な休息を取る。」「栄養バランスをの良い食事をしっかりと摂る。」「入浴でゆったり湯船に浸かる。」「気分転換に好きなことをする。」このようなことを1日1日心掛けるだけでも、ストレスはだいぶ緩和できます。


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・染色体異常は遺伝に原因がある場合も

染色体異常の原因として、遺伝が挙げられることがよくあります。先に「染色体異常とは?」のところで、「染色体異常に該当する赤ちゃんは、160人に1人くらいの確率」と言うふうに述べました。

この確率は決して少なくないので、遺伝を染色体異常の原因の大部分として考えてしまうかも知れませんね。でも、実際には染色体異常の大部分は、遺伝しないと言われています。

染色体異常には構造・数の異常があるのですが、このうちの数の異常が遺伝することは極めて少ないようです。一方、構造の異常は、男性か女性のいずれかに染色体異常があると遺伝することがあります。

ちなみに、染色体異常は必ずしも何らかの症状が現れる訳ではなく、全く症状がなくても染色体異常を持っていることもあります。

もちろん、症状がない染色体異常でも、遺伝する可能性はあります。親戚に染色体異常の方がいたり、染色体異常に関して何か不安なことがある場合には、臨床遺伝専門医・小児神経専門医などの専門医に相談してみると良いかも知れませんね。

・まとめ

染色体異常は染色体の構造・数などが通常とは異なることを言い、原因としてまず男性や女性の年齢が考えられます。男性の精子も女性の卵子も、年齢とともにだんだんと老化していきます。

精子や卵子が老化すれば質も低下し、染色体異常が起こりやすくなります。とは言っても、染色体異常は若い方に起こることもあり、若い方に考えられる原因としてはストレス・遺伝などがあります。

ストレスは誰もが抱えているものだけに、当たり前のものとして見逃しがち。でも、大きなストレスほ老化を早め、体の機能を低下させます。

精子や卵子の老化もストレスから来ることもあり、将来的に妊娠を望んでいるなら男性も女性もこまめにストレスをケアすることを心掛けましょう。

ちょっとストレスを感じた時に体をしっかり休めたり、気分転換にお出掛けしたりするだけでも、だいぶ気分は変わってくるはずです。

それから、遺伝に関しては染色体異常の中でも数ではなく、構造が遺伝することの方が多くあります。遺伝の心配が考えられる場合には、専門医に相談すると少しでも気が楽になるかも知れません。


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