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子宮頸管が短くなる原因と対策!自覚症状はある?

「子宮頸管が短い。」などと、医師から指摘されてことはありませんか。

ここで、「子宮頸管が短いと、何がいけないの?」と疑問を持つ方も多いでしょう。出産はただ妊娠すれば良い訳ではなく、お母さんの体の環境が良い状態になっていることも大切なのです。

もし出産に関わる大事な部分が良くない状態であれば、当然赤ちゃんに危険が及ぶ可能性があります。とは言っても、子宮頸管は何かに気を付けたからと言って、長くなるとは思えません。

また、医師から指摘されたところで、どうすれば良いのかと言う問題もありますよね。では、子宮頸管が短くなる原因と対策、自覚症状などについて、詳しく見ていきましょう。

・そもそも、子宮頸管とはどういうもの?

そもそも、子宮頸管は子宮の下の部分、子宮の入り口にある管で、子宮腔と膣を繋いでいるものです。子宮側の端が「内子宮口」、膣側の端が「外子宮口」です。

子宮頸管は出産の時の赤ちゃんの通り道なので、妊娠中は赤ちゃんが通れないようにしっかりと閉まっています。ただ、子宮頸管がある程度の長さでないと、すぐに開いて赤ちゃんが下りて、まだ未熟な状態で産まれてしまう危険性があります。

妊娠21週までの間に流産になりかける「切迫流産」、妊娠22週~36週までに早産になりかける「切迫早産」になることがあります。

それで、子宮頸管の長さは、膣内に器具を挿入して測定します。膣内が傷ついたり痛みを感じたりしないか、不安になる方もいるでしょう。でも、正期産に入るまでは、基本的には痛みを伴う診察はないのでご安心ください。


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・子宮頸管が短いとは?

医師から「子宮頸管が短い。」と指摘されても、どのくらいが正常で、どのくらいが短いのか、よく分からない方も多いでしょう。

実は、正常な子宮頸管の長さは、4㎝以上と言われています。子宮頚管の長さが3.5㎝以下だと安静に過ごしている必要があり、3㎝以下だと入院が必要になることもあります。

それで、妊娠37週の正期産に入るまでは、赤ちゃんが下がっていないか、切迫早産の危険性がないかに注意します。妊娠37週になってからは、子宮頸管が3.5㎝以下の長さになります。

ただ、出産が近づいているのに、子宮頸管が長すぎてしまうのも問題です。なかなか赤ちゃんが下がることができず、陣痛に繋がりにくくなります。「予定日になっても、出産を迎えられない。」なんて言うこともよくあります。

・子宮頸管が短い時の自覚症状は?

子宮頸管が短い時に「自分って子宮頸管が短いかも。」と感じることは、まずほとんどないでしょう。どちらかと言うと医者に指摘されて、初めて子宮頸管が短いことを知ることが多いです。

それくらいですから、子宮頸管が短いことに自覚症状はほとんどないと考えた方が良いでしょう。自覚症状があるとしたら、「お腹がよく張る。」とか「臨月でもないのに、赤ちゃんが下の方にいる感じがする。」などで、妊婦さんなら子宮頸管の長さ関係なく感じる可能性のある症状です。

つまり、子宮頸管が短いことは自分で気付くのは難しいので、妊婦検診を1回1回きちんと受けておくことです。そこで、もし「子宮頸管が短い。」と指摘されていれば、医師に指示に従って過ごすようにしましょう。

・子宮頸管が短いのはお腹の張りのせいかも

子宮頸管が短い原因としてもっとも多いのが、「お腹の張り」です。お腹の張りは、妊婦さんなら誰もが経験あるでしょう。「体を動かした時にお腹が張る。」「出産が近づいてお腹が張る。」お腹が張るタイミングと言えば、主にこのようなタイミングが多いでしょう。

お腹が張ると子宮頸管が柔らかく短くなり、赤ちゃんが通りやすい状態になります。ところで、出産の際には、激しい下腹部痛「陣痛」が起こりますよね。これは子宮頸管が柔らかく、短くなる過程で生じる痛みなのです。

ただ、妊娠36週までの正期産に入るまでの間に、陣痛のような激しい痛みがする場合は緊急事態として考えた方が良いです。このような場合は切迫流産・早産の危険性も考えられるので、すぐに産婦人科に連絡して医師の指示を仰ぎましょう。

・子宮頸管が短い原因は子宮頸管無力症の場合も

「子宮頸管が短い。」と医師から指摘され、同時に「子宮頸管無力症」と診断されることもあります。子宮頸管無力症は赤ちゃんの成長とともに、子宮頸管が柔らかくなって開いてくる症状のことを言います。

本来なら出産が近づいて子宮が収縮して、子宮頸管が開いてくるはず。ところが、まだ正期産にもなっていないのに、子宮の収縮が行って子宮頸管が開いてしまうのです。

子宮頸管無力症になると、もちろん切迫流産・早産にも注意しなければならないのですが、破水そのものや破水による子宮内感染にも注意が必要です。

子宮頸管無力症には自覚症状がなく、妊婦健診をきちんと受けることでしか、子宮頸管の長さが正常であるかを確認する方法はありません。発見が遅れると最悪の事態になることもあるので、気になる症状を感じたらすぐにでも産婦人科に連絡しましょう。


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・細菌感染で子宮頸管が短くなることも

子宮頸管が短くなる原因として、お腹の張り、子宮頸管無力症の他に細菌感染も挙げられます。妊婦健診の検査項目の中には、細菌感染の検査もありますよね。

それくらいに妊婦さんにとって、細菌感染は大変なものなのです。ただ、細菌は感染症を発症している人ばかりではなく、実は正常な人の膣内にも住み着いているのです。

感染症を発症しているかいないかの違いは、悪玉菌が多く住み着いているか、善玉菌が多く住み着いているかと言うことです。そもそも、膣内は善玉菌の自浄作用で、悪玉菌や外部の細菌の侵入や繁殖を阻止しているのです。

もし善玉菌が減って自浄作用が衰えれば、悪玉菌や外部の細菌が膣内に侵入して細菌感染が起こります。妊娠中はどうしても抵抗力が衰えやすく、妊婦さんの5~7人に1人が細菌感染を起こしていると言われています。

特につわりが酷い方は食生活が乱れやすく、体調的に入浴さえできない方もいるかも知れませんね。こんな方でもできることなら、1日1回は体を清潔にしておきたいもの。少しでも体調が良い時に、シャワーだけでも浴びれると良いですよね。

・妊娠中の性行為には色々な危険性が!

妊娠中に性行為を行うと子宮が収縮しやすくなって、子宮頸管が短くなることがあります。元々子宮頸管の長さについて指摘されたことのない方でも、性行為が原因で子宮頸管が短くなることも十分に考えられます。

そうでなくても妊娠中の性行為には、細菌感染のリスクもあります。妊娠中の性行為については、「妊娠初期は控えた方が良い。」とか「避妊具を使用した方が良い。」、「妊娠中のトラブルが起きている時には避けた方が良い。」などとよく言いますよね。

もちろん、少しでもリスクの伴うことは、止めておくに越したことはありません。でも、どうしてもと言う場合には、妊娠初期・妊娠中のトラブルが起きている時は避けて、必ず避妊具を使用しましょう。

・まとめ

子宮頸管は子宮の下の方にある入り口部分で、子宮腔と膣と繋ぐ管のことを言います。この管は赤ちゃんの通り道で、正期産に入るまでは閉じた状態で、4㎝以上の長さであることが多いです。

ただ、正期産に入るまでに3.5㎝以下の長さだと「短い。」とされて、切迫流産・早産の危険性も心配されます。だからと言って、正期産になって子宮頸管が短くならないのも、今度は赤ちゃんがなかなか下に下りてこなくて、出産を迎えられない心配があります。

つまり、子宮頸管は時期にあった長さである必要があります。今回は子宮頸管が短いことを中心に見てきましたが、子宮頸管が短い原因としては、お腹の張り、子宮頸管無気力症、細菌感染、性行為などが考えられます。

子宮頸管が短い原因に自覚症状はあっても、子宮頸管が短いこと自体には自覚症状がほとんどありません。なので、ちょっとした異常にも早めに気付けるよう、1回1回の妊婦検診をきちんと受けましょう。

そして、出血、強い下腹部痛、お腹の張りなどの異常な症状を感じた場合には、すぐに産婦人科に連絡できるようにしておきましょう。


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