医師から「子宮頸管の長さが短い。」と言われたことのある方だと、子宮頸管がどんなものなのか、気になって仕方がないですよね。

子宮頸管について気になることと言えば、主に次のようなところでしょう。

「子宮頸管の長さの平均はどのくらいなの?」「子宮頸管の長さはどうやって測るの?」「子宮頸管の長さは戻るの?」子宮頸管の長さの平均や測り方などが分かれば、医師から「子宮頸管の長さが短い。」と言われて多少は納得が行くかも知れません。

また、「子宮頸管が短い。」と言われると、どうしたら良いのか対策も知りたいですよね。

子宮頸管の長さは自然に戻るものなのか、特別な治療が必要なのか、セルフケアで戻るのかなども分かれば、努力でカバーできるかも知れません。では、今回は子宮頸管の長さの平均と測り方、長さは戻るのかなどを見ていきましょう。

・子宮頸管の長さは時期によって変化する

子宮頸管の長さは妊娠中の時期に合わせて変化するもので、時期によって正常値が異なります。具体的には、妊娠初期から臨月に入るまでの時期は、平均値は3.5~4cmと言われています。

これよりも短い場合には、安静に過ごすよう医師から指示されたり、入院して治療を行うことがあります。

それから、臨月に入ると子宮頸管が短くなる人が多く、2㎝くらいが平均とされています。これは出産に向けて赤ちゃんの通り道が確保できるよう、子宮頸管が柔らかくなるためと考えられます。

なので、この時期に子宮頸管が短くなる分には、特に問題ありません。

もちろん、臨月に入っても、子宮頸管の長さが今までと変わらず3.5~4cmと言う方もいます。こればかりは個人差としてそれほど神経質にならならず、医師の指示に従って気楽に過ごしているくらいの方が良いかも知れませんね。


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・子宮頸管の長さは経膣エコーで測る

「子宮頸管の長さは、自分で測定できたら良いのに。」と思う方も多いでしょう。子宮頸管の長さについて医師から指摘されたことのある方ほど、できるなら自分で測定したいと思いますよね。

でも、残念ながら子宮頸管の長さを、自分で測定することはできません。だからと言って、子宮頸管が短いことに自覚症状はないので、子宮頸管の長さを予測することもできません。

子宮頸管の長さを知るためには、妊婦健診を受けて経膣エコーで測定してもらう必要があります。つまり、子宮頸管の長さは、医師でないと測定することができません。

だからこそ、子宮頸管の長さが正常であるかを知るためには、毎回の妊婦健診をきちんと受けることが重要です。妊娠中は今までこれと言った以上がなかった人でも、ある時急に何らかの異常を感じることもあります。

なので、異常を指摘されたことのある方はもちろん、そうでない方も妊婦健診をきちんと受けておきましょう。

・子宮頸管が短いと入院が必要な場合も!

子宮頸管が短いと言うことは、それだけ赤ちゃんの通り道が柔らかくて短いと言うことです。「子宮頸管が短いと、流産や切迫早産のリスクが高まる。」とよく言うのですが、まさにその通りです。

子宮頸管が短い状態は臨月であれば、出産が近づいた傾向として考えられます。ただ、正期産に入る前は赤ちゃんが未成熟な状態で、この時期の出産はできることなら避けたいものです。

そこで、子宮頸管が短い場合には、医師から安静にするよう指示されることが多いです。立っている時間が長いと重力に逆らえずに、赤ちゃんの重みで子宮口が開いて、余計に子宮頸管が短くなってしまうことがあります。

もちろん、こんな時に力仕事や体に負担のかかる動作も危険で、仕事も家事もしないように医師から指示されることもあるかも知れません。安静にしている時間を増やすことで、子宮頸管がこれ以上短くならないように対策するのです。

また、正期産に入る前に子宮頸管が2.5㎝未満の場合には入院して、薬で子宮頸管が柔らかくなったり、子宮が収縮したりするのを抑えます。

赤ちゃんが下りてこないように子宮頸管を縛る手術をして、正期産になったら抜糸を行うこともあります。いずれに場合も病室で安静に過ごすのが基本です。


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・子宮頸管は長くなるものではない

子宮頸管が短いとしてほとんどの方が気にすることと言えば、やはり「子宮頸管の長さは戻るのか?」と言うことですよね。努力で戻るのなら、努力で何とかしたいもの。

でも、残念ながら一度短くなった子宮頸管を長くするのは、不可能に近いと考えた方が良いでしょう。もし短いと言われた子宮頸管が長くなったとしたら、前回の測定値に誤差があったのかも知れません。

あるいは、気分的なもので長くなることもあるかも知れませんね。つまり、子宮頸管が根本的に長くなることはほとんどないので、もし長くなったとしても安心は禁物です。

またすぐに短くなってしまう可能性を考慮して、できるだけ体に負担のかかる生活は控えた方が良いです。逆に、臨月になっても長い子宮頸管に関しては、努力で短くすることも可能です。

と言うよりも、短くならないといつまでも出産に至らず、困ってしまいますよね。このような事態を回避するためには、スクワット・雑巾がけ・階段の上り下り・ウォーキングなどが効果的です。

臨月は医師からも「どんどん動いてください。」と言われることが多いでしょうから、言葉通り何時間でも頑張って動いてしまいましょう。

・早めに協力者を探しておく

子宮頸管が短いことに限らず、妊娠中に何らかの異常を指摘された場合には、早いうちに身近な協力者を探しておいた方が安心です。

第1子の妊娠中であれば、安静に過ごすにしても入院するにしても、夫婦だけの問題で済みます。でも、小さいお子さんがいて第2子以降の妊娠となると、当然小さいお子さんの世話をしてくれる人が必要ですよね。

安静と言われた場合は、家事はもちろん育児もできません。体の状態によっては、自分の食事とトイレ以外は動かないように、医師から指示されることもあります。

身近な協力者としては、多くの場合は自分の両親・兄弟、旦那さんの両親・兄弟などの親戚を考えますよね。確かに、親戚が近くに住んでいたり、親戚が自宅まで来てくれて、いつでも協力を求められる状態であれば言うこと無しです。

ただ、親戚の家が遠いと、なかなか協力を得られないこともありますよね。こんな時には必要に応じて、育児ヘルパーや保育所、宅食サービスなどを利用すると良いかも知れませんね。

・まとめ

「子宮頸管が短い。」と医師から指摘された場合、子宮頸管の長さの平均を知りたくなるでしょうが、子宮頸管の長さは時期によって変化します。妊娠初期から臨月に入るまでは、平均値が3.5~4cmと言われています。

そして、臨月に入るとだんだんと赤ちゃんが下りてくるため、2㎝くらいが平均とされています。それで、子宮頸管の長さは妊婦健診の経膣エコーで測定し、自分で測定することはできません。

なので、子宮頸管の長さが気になる方は、毎回の妊婦健診をきちんと受けておくことです。もし健診で子宮頸管が短いと判断された場合には、流産や切迫流産の危険性が心配されます。

状況によっては自宅での安静、入院生活になってしまうこともあります。ちなみに、安静と言うのは力仕事、体に負担のかかる動作はもちろんダメで、立っているだけでも良くありません。

子宮頸管は基本的には長くなるものではないので、できるだけ重力に逆らっている状態、寝ている時間を長くすることで、これ以上子宮頸管が短くなるのを阻止します。

特に小さいお子さんがいて第2子以降を妊娠中の場合には、早めに育児の協力者を探しておくと安心です。