子宮頸管が短い場合は基本的には、子宮頸管をこれ以上短くしないようにするのが限界です。つまり、一度短くなった子宮頸管は伸ばせないので、現状維持を目指すのみです。

とは言っても、妊娠期間は10ヶ月と言う長さですし、「もしかしたら何とかできるかも知れない!」なんて希望を持ちたくなりますよね。

絶対に無理なことだと思って諦めるより、少しでも可能性のあることをやってみた方が良いに決まっています。医師から言われた通りに安静に過ごしているのも良いのですが、何かしなければ落ち着かないなんて思う方もいるかも知れませんね。

こんな方は「子宮頸管を伸ばす方法」と言われている、寝方・座り方・体勢・体操などを試してみましょう。もちろん、体に負担がかかりそうで心配な場合には、予め医師に相談してから実践してみると良いでしょう。

実践する方はくれぐれも、無理のないように実践してくださいね。では、寝方・座り方・体勢・体操などを中心に、子宮頸管を伸ばす方法を見ていきましょう。


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・一番に安静に過ごすこと

子宮頸管を伸ばす方法として一番に考えることは、やはり安静に過ごすことです。「安静に過ごす」の意味を勘違いする方も多いのですが、「安静に過ごす」とはただ静かに過ごしていれば良い訳ではありません。

体に負担のかかることは基本的にはダメで、ほぼ横になっているくらいの状態が望ましいです。と言う訳で、安静に過ごすように言われて、まずやってはいけないのが、力仕事や疲れる活動です。

家事や育児に関しても、体に負担のかかるようなことはできるだけ避けます。ここで、「寝ているだけで本当に子宮頸管が伸びるの?」と、疑問を持つ方もいるでしょう。

どちらかと言うと、子宮頸管が伸びると言うよりも、子宮頸管がこれ以上短くならないように現状維持の効果の方が強いと考えた方が良いでしょうね。

立っている時は重力で赤ちゃんの重みが下に伝わり、子宮口が開いて子宮頸管が短くなりやすいです。でも、寝てる状態なら赤ちゃんの重みは背中側に行き、子宮頸管の方に行くことは少ないですよね。

ちなみに、安静に過ごすかどうかを考える1つの目安としては、お腹の張りが挙げられます。お腹が張ると言うことは、それだけ体に負担がかかっていて、子宮頸管が短くなりやすい状態として考えて良いでしょう。

こんな時は今している動作を中断して、すぐにでも安静に過ごすことです。いつでも体の負担に気付いた時に安静に過ごせるように、布団の近くで過ごしていると安心かも知れませんね。

・骨盤を高めにした寝方がベスト

子宮頸管を伸ばす方法として、安静にするにも良い寝方があります。それは、骨盤を高めにした寝方です。骨盤は子宮を取り巻く骨格で、この部分が高くなっていると子宮も高くなります。

そして、子宮頸管に赤ちゃんの重みが伝わりにくくなります。具体的な寝方としては仰向けの状態なら膝を曲げて立て、15~20cmの厚みのクッションをお尻の下に敷きます。

横向きの方が楽だと言う方は、そのまま好きな側を向いて寝るのも良いでしょう。安静と言うからには立っているのも座っているのもダメで、できるだけ寝ている時間を増やす必要があります。

こんな時でも一番実践しやすい方法なので、ひとまず欲張らずにこれだけを実践して、様子を見るのも良いかも知れませんね。

・正座か立て膝などの座り方が無難

子宮頸管を伸ばすのにベストな方法は寝て過ごすことで、実は座っている時間も最小限にした方が良いのです。

「座っているのは立っているよりも、体への負担が少ない。」と思われがちですが、座り方によってはかえって立っているよりも体に負担になることも。

まず、横座りはどこかにもたれかかりながらでも、骨盤を歪ませてしまう原因になるのでNGです。もっとも無難な座り方が、正座・立て膝などです。立て膝は片足があぐらのような感じで、もう片足は膝を立てた状態です。

両腕を組みながら、立てた方の片足を抱え込みながら座ります。ちなみに、この座り方は韓国の正座です。正座をしている時にはクッションを折り畳んで厚みを調整して、足とお尻の間に挟んでおくとだいぶ体への負担が軽減できます。

もちろん、このような楽な座り方でも、長時間座るのは避けてください。

・骨盤底筋のトレーニング

「子宮頸管を伸ばす方法は安静なのだから、体操は無理だろう。」と思っている方は多いでしょう。確かに、体操は体に負担をかける危険性があるので、体調の良い時限定です。

あるいは、「前回の妊娠の時に、子宮頸管が短いと指摘された。」とか「今は問題ないが、子宮頸管が短いと言われたことがある。」などで、予防対策をしたい方にも良いかも知れませんね。

それで、子宮頸管を伸ばす体操としてお勧めなのが、骨盤底筋のトレーニングです。骨盤底筋を強化することで子宮を下がりにくくして、子宮頸管をこれ以上短くならないようにするのです。

骨盤底筋のトレーニングの具体的な方法としては、「肛門→膣→尿道」の順にそれぞれの部分を、8カウントずつキュッと閉めて8カウントずつ緩めるだけです。

1日数回を目安に、無理のない範囲で頑張ってみましょう。安静にしている時は、横になった状態でやってみるのも有りです。


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・トコちゃんベルトで子宮頸管が伸びることも!

子宮頸管を伸ばす方法として、寝ていることくらいに実践しやすい方法と言えば、トコちゃんベルトを使用する方法です。トコちゃんベルトは骨盤を閉めるためのベルトで、妊娠中から産後まで長く使えます。

5,000円はする高価なベルトなので、値段を見て購入を悩んでしまう方もいるかも知れませんね。でも、値段なだけ便利であることも確かです。そ

れで、子宮頸管が短い時にトコちゃんベルトを使用した時の効果は、骨盤を固定することで子宮が下がるのを抑えられることです。実際にトコちゃんベルトを使って、「子宮頸管が伸びた!」とか「早産を防ぐことができた。」と言う方もいるようです。

ただ、それが本当にトコちゃんベルトによる効果なのかは、残念ながらはっきりしません。「もしかしたら子宮頸管が伸びるかも!」くらいの、ちょっとした期待感でトコちゃんベルトを使うくらいが丁度良いかも知れませんね。

もちろん、トコちゃんベルトを使っているからと言って、動き回っても良い訳ではありません。子宮頸管を伸ばすベストな方法は安静に過ごすことなので、体に負担の少ない生活を心掛けてくださいね。

・まとめ

子宮頸管を伸ばす方法として、もっとも基本的な方法は「とにかく安静に過ごすこと」です。安静に過ごすとは「できるだけ横になって過ごし、力仕事や体に負担のかかる動作を控えること」を言います。

立っている状態だけではなく、座っている状態も体に負担がかかるのでできるだけ控えましょう。どうしても座っている必要がある場合には、正座か立て膝などの座り方が無難です。

それでも負担がかかる場合は、クッションを折り畳んで厚みを調整して、足とお尻の間に挟んでおくと良いでしょう。また、横になっている時は15~20cmの厚みのクッションをお尻の下に敷いて、骨盤を高めにした寝方にすると子宮が下がりにくくなります。

トコちゃんベルトを使用して骨盤を固定しておくのも、子宮を正しい位置にキープして子宮頸管を伸ばす効果があります。この他には、肛門・膣・尿道の3ヶ所に軽く力を入れて、キュッと引き締めながら骨盤底筋のトレーニングを行う方法もあります。

ただ、この方法は体に負担がかかることもあり、無理のない範囲で行いましょう。子宮頸管を伸ばす方法には色々な方法があるので、自分の症状に合わせて方法をセレクトできると良いですね。