生理日ではないのに、出血があったので驚いてしまった。なぜ出血しているのか、疑問に思ってしまいますよね。排卵日の前後に、少量の出血が数日続くことを排卵出血といいます。

排卵出血は、女性の生理的現象のひとつなので特に心配する必要はありませんが、病気が原因の不正出血や、ストレスや更年期による体調の変化で引き起こされる場合も考えられます。

今回は、排卵出血の仕組みやストレス、更年期との関係についてご紹介します。

排卵出血について知っておこう

排卵出血は、前回の生理と次回の生理予定日の中間の時期に起こる、ごく少量の不正出血です。中間期出血という呼称もあります。

女性ホルモンの分泌が活発な性成熟期の18歳~40歳前半頃女性に多く見られるもので、出血が少量で期間は2、3日程度です。

下腹部に痛みが生じる排卵痛を併発する場合もあります。

大量の鮮血など、目立った症状がない限りは病気によるものではないと考えられているため、特に心配する必要はありません。

毎月、必ずしも出血が起こるわけではありません。排卵出血を見たことがない女性の数も多いです。

排卵出血は、排卵がきちんと行われていることを確かめられる目安のひとつです。出血が無くとも排卵は行われていますので、心配する必要はありません。


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排卵出血の主な特徴

排卵出血の色と量

排卵出血の色は、黒っぽい色、茶褐色、薄い赤色、鮮血など個人差があります。そのため、血液の色だけで排卵出血か、その他の不正出血なのかを判断するのは難しいとされています。

排卵出血の量は生理時とは違い、大抵は少量で終わります。

少量の出血であれば排卵出血、出血量が多い場合はその他の不正出血ということも考えられます。出血量が多い場合は他の病気の可能性もあります。

早めに婦人科を受診しましょう。

排卵出血の時期と期間

排卵出血は、前回の生理と次回の生理予定日の中間の時期、排卵直後に起こるといわれています。一般的な女性の生理は約28日周期であり、排卵出血が起こる時期は生理周期の14日前後となります。

また、排卵後から次の生理までの間の黄体期は、生理周期に関わらず14日前後となっています。

そのため、生理周期が安定している場合は次の生理予定日から14日を引くと、排卵出血のタイミングが予測できるかもしれません。

排卵出血が起こる場合、出血が続く期間には個人差があります。排卵出血は生理よりも短い期間で、2、3日間程で出血が止まります。

1週間以上出血が止まらない場合は、その他の疾患による不正出血である可能性もあります。出血が続いている場合は、放置せずに婦人科を受診しましょう。

排卵出血とストレスとの関係

排卵出血の原因は、ホルモンバランスによる影響が大きいとされています。ストレスによるホルモンバランスの乱れで出血量が増える、といったこともあります。

排卵前の卵胞期には女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が多くなりますが、排卵期には卵巣から放出されるエストロゲンが一時的に減少します。そのため、子宮内膜が剥がれ落ちて少量の出血を引き起こすことがあります。

また、排卵によって卵胞から卵子が飛び出して卵巣の壁を傷付けたときに、卵管から子宮を伝って出血することもあります。
また排卵出血には、ストレスは関係が無いという説もあります。

ストレスの有無が影響されるのは不正出血のことを指し、排卵出血は一時的な女性ホルモンの減少による、単なる生理的現象との考え方があります。

どちらの場合にせよ、ストレスは女性ホルモンの働きに悪い影響を与えてしまいますので、できるだけストレスを減らすように心がけてください。

排卵出血と更年期との関係

更年期障害の前触れの症状のひとつに、不正出血があります。更年期に入って始めて不正出血を見て、婦人科を受診したところ排卵出血と診断されるケースが多いです。

排卵出血と診断された場合は、経過観察で問題はありません。

病気の予兆や体調悪化のサインではありませんが、出血が長引く、量が多いなどの変化があれば再度の受診をおすすめします。
40代はまだ子宮の病気にかかりやすい時期です。不正出血は、更年期のホルモンバランスの乱れで起こりうることを覚えておきましょう。


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排卵出血は治療が必要なの?

排卵出血は病気ではないので、基本的には治療の必要はありません。

しかし、生理時と同じくらい出血量が多い、1週間近く出血が続いている、性交後に出血した、性器の痛みや不快感がある場合はホルモン分泌の異常や婦人科系疾患がある可能性もあるので、婦人科を受診することをおすすめします。

婦人科での検査の結果、特に問題がないと判断された場合は経過観察となることもありますが、ホルモン分泌の異常が見られる場合は、ホルモン剤による治療をすすめられることもあります。

また、性交のあとに出血した、または痛みがあるという場合は、子宮腟部びらんや子宮頸管ポリープ、子宮頸管炎などが原因で、性交渉による刺激で出血している可能性もあるので、症状に合わせた治療が行われます。

排卵出血と同時に見られる症状は?

排卵出血以外に、下腹部の痛みや腰痛などの排卵痛を伴うことがあります。

排卵出血と排卵痛が同時に起こる人もいれば、どちらかの症状だけが起こる人、どちらの症状もない人もいます。症状が生理痛と似ているので、混同されてしまいがちです。

その他、頭痛やめまい、吐き気などの症状があらわれたり、おりものに変化があらわれたりすることもあります。

排卵日には、毎月左右どちらか一方の卵巣から排卵されるため、排卵痛が起こる場所も右側だけや左側だけと限定されています。しかし、痛みを感じる場所は人により個人差があるため、例えばいつも右側だけ排卵痛を感じるという方もいます。

排卵痛は病気ではないので、必ずしも治療が必要ではありませんが、毎月痛みに悩まされる、我慢できないような痛みを感じる場合は度婦人科を受診するようにしましょう。

排卵痛を抑制するために、低用量ピルを処方されることもあります。ピルの服用により排卵を止めることで、排卵痛の症状を改善させる効果があります。

排卵日の辛い症状を乗り切るには?

排卵日の辛い症状に悩まされないようにするには、どのような予防方法があるのでしょうか。

女性ホルモンに似た働きを持ち、ホルモンバランスの安定を助ける効果があるイソフラボンを摂取しましょう。イソフラボンを手軽に摂取するには、豆乳を飲むことをおすすめします。

最近は様々なフレーバーを加えて飲みやすくなった豆乳飲料も多数発売されていますので、気軽に豆乳を取り入れることができるかもしれません。

適度な運動や入浴などで、身体を温めることも効果的です。排卵日は基礎体温が突然下がるため、体が冷えることがあります。

また、日頃から体が冷えていると、血行が悪くなり痛みが出やすくなると言われています。冷たい物の過剰摂取を避けるなどして、身体を温める習慣を持ちましょう。

しっかりと睡眠をとることや、ストレスを溜めないことにも気を付けてください。排卵日の辛い症状を緩和するには、まず自分の排卵日を把握しておくことから始めましょう。

基礎体温の計測、排卵検査薬、婦人科での診察で排卵日を調べることができます。

排卵日の体調不良は、1人で抱え込まずに医師に相談するなどして解決法を探し出してください。少しでも症状を緩和させて、晴れやかな気持ちで過ごしましょう。