子宮筋腫の痛みが気になって、家事や仕事に集中できないことはありませんか。あるいは、あまりに酷い痛みやチクチクする痛みだと、夜も落ち着いて眠れないこともあるでしょう。

いや、そもそも今感じている痛みが、子宮筋腫の痛みなのかどうかも怪しいですよね。痛みが腕とか脚とかなら抑えたり、痛み止めの塗り薬を使ったりできるかも知れません。

でも、子宮の痛みとなると、抑える訳にも塗り薬を使う訳にも行かないですよね。ひとまず痛みがする間だけじっと堪えて、何とか乗り越えている方も多いでしょう。

子宮筋腫の痛みって、本当に乗り越えるしかないのでしょうか。もし痛みを上手く和らげる方法があれば、だいぶ快適に過ごせそうですよね。では、今回は子宮筋腫の痛みを和らげる方法について見ていきましょう。

同時に、チクチクする場所が左・右のどちらなのかについても見ていきましょう。

・子宮筋腫はどういうふうにできるの?

子宮筋腫は、子宮の筋肉に良性の腫瘍ができる症状のことです。数㎝くらいの小さい筋腫から、10㎝を超える大きな筋腫まで様々な筋腫が存在します。

かなり大きい筋腫を持っている方だと、20㎝くらいの筋腫を持っている方もいるようです。それから、子宮筋腫は病名として存在するくらいですから、1つだけと思っている方も多いでしょう。

実は、2個以上筋腫ができることもあり、中には100個ほども筋腫を持っている方もいるのです。もちろん、「筋腫が大きいから症状が酷い。」「筋腫が多いから症状が酷い。」なんて言うことはありません。

逆に、筋腫が小さくても数少なくても、症状が酷くなることもあります。また、子宮筋腫ができる場所は主に3つで、漿膜下筋腫(子宮の外側に筋腫ができる)・筋層内筋腫(子宮の筋肉内に筋腫ができる)・粘膜下筋腫(子宮内膜の下に筋腫ができる)の種類の子宮筋腫があります。

この3種類の中でも子宮の中に筋腫ができる、筋層内筋腫・粘膜下筋腫は症状を感じやすいと言われています。一方、漿膜下筋腫は筋腫ができる場所が子宮の外であるだけに、他の種類の子宮筋腫に比べて症状を感じにくいと言われています。


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・チクチクする場所は下腹部周辺

子宮筋腫は子宮の筋肉にできるものなので、痛みも当然筋腫のできる部分周辺で起こります。子宮筋腫の痛みは、よく「チクチクする痛み」と表現されます。

それで、もっとも多くの方がチクチクする痛みを感じやすいのが、子宮のある下腹部と言われています。下腹部にも左・右があるのですが、左に子宮筋腫があれば左の下腹部が痛みますし、右に子宮筋腫があれば右の下腹部が痛みます。

痛みを感じるタイミングは、年がら年中と言う訳ではなく生理の時が多いです。生理の時の子宮収縮は、子宮筋腫があると筋腫がない部分の筋肉だけで起こります。

なので、どうしても通常よりも少ない部分に負担がかかって、強い痛みに繋がりやすくなります。また、生理の時以外に痛みがあるとしたら、膀胱・直腸で痛みを感じることが多いです。

子宮筋腫は子宮の中以外に、子宮の外側にできることもあり、中には膀胱・直腸の近くにできることもあります。

頻尿が気になる方だと膀胱の近くに、便秘が気になる方だと直腸の近くに子宮筋腫ができている可能性があります。いずれにしても圧迫されたような、チクチクする痛みを感じることがあります。

・下腹部の痛み以外の症状はない?

チクチクする痛みの原因が、子宮筋腫だとはっきり分かっているのであれば、ひとまず安心ですよね。一度は婦人科にかかって、医師から何らかの診断・治療を受けていれば問題ありません。

でも、そうでない場合には次のような症状がないかもチェックして、「子宮筋腫かも。」と感じた時は早めに婦人科にかかった方が良いです。

「10日以上生理が続いたり、生理中に血の塊が出たりする。」「生理の時に酷い貧血になる。」「寝込みたくなるほど、激しい下腹部痛がある。」「子宮以外の部分、膀胱・直腸なども痛む感じがする。」「痛み止めの薬を飲んでも効果なし。」「性行為の時に痛みを感じる。」

生理の症状が酷かったり、本来痛みを感じるはずがない時に痛みを感じるのは、何らかの異常の可能性があります。子宮の病気ばかりは決して自己判断で分かるものではなく、医師の診察を受けないことには分かりません。先に挙げたような症状に該当するものがある場合には、医師に相談しましょう。

・時間をかけて湯船に浸かる入浴をする

子宮筋腫の原因の一つとして、血行不良が考えられます。「寒い時は手足が物凄く冷える。」「それほど寒くないはずなのに、お腹を触ると冷たい。」このようなことはありませんか。

もし大いに当てはまるのであれば、血行不良による冷えの可能性大です。子宮筋腫の痛みを和らげる対策として、日常の中に体を芯から温める活動を取り入れるのが良いでしょう。

そこで、もっともお勧めなのが、時間をかけて湯船に浸かる入浴です。若い方の場合は湯船に浸からず、シャワーのみで入浴を済ませてしまう方も多いでしょう。

温かいシャワーで体を温めた気になるでしょうが、残念ながら体の表面しか温まっていません。なので、お風呂から出て湯冷めするのが早く、すぐに体が冷えてしまうのです。

一方、ゆったり湯船に浸かる入浴で体の芯までしっかり温まれば、お風呂から出ても温かさは長い時間持続できます。ちなみに、時間をかけて湯船に浸かる入浴は、具体的にはまずお湯の温度を38~40℃に設定しておきます。

そして、みぞおちよりも下までお湯に浸かった状態で、15分以上かけてしっかり温まります。寒い時期は肩にホットタオルをかけて、肩まで温めると良いでしょう。


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・エアコンで体を冷やしすぎない

子宮筋腫の痛みを和らげるためには体を冷やさないことですが、冷えは冬限定のものだと思っていませんか。場合によっては、夏の暑い時期でも体が冷えることがあります。

夏は外で過ごしていれば熱いのですが、室内で過ごしているとエアコンが利いていて涼しいですよね。公共の場だとエアコンの温度が低めに設定されていて、かなり寒く感じることもあるでしょう。

自宅ならエアコンを弱めに設定するのでしょうが、公共の場ともなると自分の判断でエアコンを弱くする訳にも行きませんよね。なので、自分自身で対策する他ありません。薄手の上着・ズボン・ハイソックスなど、室内用に防寒着を用意しておくと便利です。

・適度な運動を心掛ける

子宮筋腫の痛みを和らげるためには、適度な運動をして血行を良くすることも効果的です。ここで、適度な運動と聞いて「特別な運動でもしなくてはいけない!」と、構えてしまう方もいるでしょうが、特別な運動・ハードな運動である必要はありません。

自分の体力に合わせて無理なく実践できて、20分くらい同じペースを保てるくらいの運動がベストです。例えば、ウォーキング・階段の上り下り・軽いジョギング・自転車・体操・ストレッチなどは、日常生活にも自然な形で取り入れやすいですよね。

なかなか運動時間が確保できない場合は、買い物に行くのに歩いて出掛けてみるのも良いですし、時間をかけて拭き掃除をするのも良いでしょう。

いつもエレベーター・エスカレーターを使っているのを、敢えて階段を使ってみるだけでも良いでしょう。運動内容・運動時間も気にしたいところですが、いかに意識的に体を動かせるか、気持ちの方が大切です。まずは、できそうなことからチャレンジしてみてください。

・まとめ

子宮筋腫は数㎝くらいのものから20㎝くらいの大きなものまであり、数に関しても1個から100個まで様々です。痛みはこのような大きさ・数だけでなく、筋腫のできる場所によっても変わってきます。

ちなみに、子宮筋腫は子宮の外側・子宮の筋肉内・子宮内膜の下などにでき、特に子宮の筋肉内・子宮内膜の下など、子宮内にできる場合は痛みを感じやすいです。

この時に感じる痛みは「チクチクする痛み」で、下腹部・膀胱・直腸などで痛みを感じることが多いです。それで、子宮筋腫の痛みを和らげるには、原因の一つとされている血行不良を改善することです。

「時間をかけて湯船に浸かる入浴をする。」「エアコンで体を冷やしすぎない。」「適度な運動を心掛ける。」血行を促す活動を行うと同時に、体を冷やさないようにして血行不良を予防することも大切です。

もちろん、子宮筋腫の痛みは根本的な治療をしないことには治らないので、気になる症状がある場合、あまりにも痛みが辛い場合は早めに婦人科にかかりましょう。