妊娠

妊娠初期で出血続くのは大丈夫?茶色いおりものが出る原因

妊娠検査薬の陽性・婦人科での検診などで、妊娠を知って喜ぶ方はきっと多いはず。

でも、妊娠したからと言って、必ずしも元気な子供を出産できるとは限りません。実は、妊娠した方の6~7人に1人が、流産を経験すると言われています。

しかも、「全流産の多くが妊娠初期に起こる」とのデータもあります。それで、流産の判断基準の1つとして挙げられるのが、「出血の状態」です。

だからこそ、出血に気づいて驚く妊婦さんも多いでしょう。それも妊娠初期に出血があると、余計に驚くのも無理はありません。では、妊娠初期で出血が続くのは大丈夫か、茶色いおりものが出る原因は何か、見ていきましょう。

・生理予定日に近ければ、着床出血の可能性も

妊娠初期の中でも極めて早い時期「妊娠超初期」の出血だとしたら、着床出血の可能性があります。受精卵は卵管を通って子宮内膜に到着し、絨毛が根を張って「着床」と言う過程を歩みます。

この時に、絨毛によって子宮の壁が傷つけられて、出血を起こすことがあります。これが「着床出血」で、生理予定日の1週間前から生理予定日前後にかけて起こります。

着床した時に出た血液が膣内から排出されるのに、時間がかかって生理予定日を過ぎてから出血を起こすこともあります。ただ、着床出血は基本的には茶色いおりものなので、生理予定日前後までの間に多少茶色いおりものがあるくらいでは、それほど心配することはありません。


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・生理予定日前後に月経様出血が起こることも

生理予定日に近い時期の出血に、「月経様出血」もあります。少ない症状ではあるのですが、妊娠しているにも関わらず、妊娠前と同じようにホルモンが活動するのです。

それで、通常の生理と同じように、出血を起こすこともあります。そもそも、着床した時は血液が子宮に集まりやすく、どうしても出血が起こりやすいものです。

とは言え、「月経様出血」は生理と全く同じ出血と言う訳ではなく、少量の出血が2~3日で治まることが多いです。基本的には問題ない出血ですが、月経様出血なのかどうかの自己判断は難しいでしょうから、念のため診察を受けておくのも有りです。

・性行為や内診による刺激で出血することも

妊娠初期の問題ない出血として、性行為や内診による刺激での出血もあります。妊娠中は着床によるダメージにも子宮が敏感になっているくらいですから、外的刺激となるとますます敏感です。

膣内に血液が集中した状態でデリケートになっているため、どうしても出血しやすくなります。性行為・内診だけでなく、排尿・排便による刺激で出血してしまうこともあります。

「子宮腟部びらん」と言って、子宮の入り口がただれてしまう方もいます。この場合、おりものに若干血が混ざるほどの少量の出血で済むことが多く、下腹部痛・お腹の張りなどが起こることは少ないです。

妊娠初期の性行為は避けるべきですが、内診に関しては避ける訳にも行きませんね。妊婦検診は妊婦さんにとって大切な検診なので、医師に相談しながら確実に受けましょう。

・強い下腹部痛はない?出血が長く続いていない?

妊娠初期に限らず全妊娠過程を通して、出血と一緒に確認したいことと言えば「下腹部痛」です。下腹部痛でもよくありがちな鈍痛なら良いとして、耐えられないくらいの強い痛みの場合には、すぐにでも医師に相談すべきです。

医師に妊娠との診断を受けているなら、診察時間外でも電話で確認してみましょう。流産の他、子宮外妊娠・子宮の病気なども考えられます。

それから、「出血の続いている期間」に関しても注意が必要なのですが、2~3日以内で治まる出血なら問題ありません。

妊娠中に大量に出血すること自体、あり得ないことなので、3日以上の長い出血の場合には、何らかのトラブルの危険性を疑って医師に確認してください。


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・茶色いおりものではなく鮮血は危険?

妊娠初期の出血と言っても色々なタイプの出血があって、茶色いおりもの以外には鮮血が出ることもあります。基本的に茶色いおりものは、過去に出血したものが今になって出てくるものです。

一方、鮮血は鮮やかな赤色であるほど、新しい出血です。つまり、出血したばかりで、今現在どこかで出血している可能性があります。とは言っても、茶色いおりものか、鮮血かの判断が難しい場合もありますよね。

ナプキンやショーツに付いた血液も、付いたばかりの時は鮮血でも、時間とともに茶色くなることもありますから。できるだけ出血に気づいたら、すぐにナプキンやショーツを確認します。

そして、下腹部痛・出血の継続期間・他の異常な症状なども、チェックしてみましょう。出血は2~3日以内で治まるかどうかが医師に相談する判断基準ですが、他に気になる症状があればすぐにでも相談すべきです。

・子宮外妊娠で出血することも

「強い下腹部痛はない?出血が長く続いていない?」のところで、「子宮外妊娠」と言う言葉を使いました。妊娠は本来子宮内膜で起こるものなのですが、実は子宮内膜以外の場所、例えば子宮内でも子宮頚管・卵管の付け根、子宮以外の卵巣・腹膜表面で起こることもあるのです。

子宮外妊娠の確率は、200~500人に1人と言われています。ちなみに、子宮外妊娠も妊娠検査薬で陽性になることが多く、妊娠検査薬だけでは正常妊娠なのか子宮外妊娠なのかの判断が難しいです。

妊娠初期でも妊娠超初期だと医師の診察を迷う方もいますが、まずは妊娠検査薬だけでなく医師にきちんと「妊娠」の診断をしてもらうことです。そうすれば、気になる症状があった時に、24時間体制で対応してもらえますから。

・婦人科系の病気も出血の原因

「妊娠できたから、自分は至って健康!」と思いたいところですが、残念ながらそうとも限りません。子宮筋腫・子宮頸がん・子宮頸管ポリープなどの婦人科系の病気でありながら、妊娠する方もいます。

このような病気で妊娠すると出血が起こる他、今後の妊娠の継続に支障が出てしまうこともあります。婦人科系の病気は妊婦検診で発見できることもあるので、まずは妊婦検診を1回1回確実に受けることです。そして、異常な症状が現れた時も、きちんと医師に相談してください。

・もちろん、流産で出血することも

妊娠初期の出血で誰もが考える原因と言えば、「流産」でしょう。流産・切迫流産の場合には、強い下腹部痛・お腹の張り・3日以上続く出血などの症状があります。

切迫流産はあくまでも「流産しそうな状態」でまだまだ希望はあります。

赤ちゃんの心拍さえあれば、出産まで妊娠を継続させられる可能性も残されています。無事に出産を迎えるためにも、先に述べたような症状が気になったら、すぐに医師に確認してみましょう。

また、流産を起こしやすい症状に、「絨毛膜下血腫」があります。胎盤の膜にある隙間に血腫ができる症状で、出血で発見できるケースもあります。

血腫が小さめなら無事出産を迎えられることもありますが、妊娠中に強い下腹部痛・お腹の張り・3日以上続く出血が起こること自体、何らかの問題が考えられることは確かです。夜間や休日でもすぐに診察を受けるべきかどうか、医師に指示を求めましょう。

・妊娠初期に出血したらどうすべき?

妊娠初期だと婦人科もまだ通い始めたばかりで、医師に相談しにくいこともあるかも知れません。でも、妊娠すると通常はないはずの出血が、2~3日以上も続くとなると大変なことだと考えたほうが良いです。

出血の状態(茶色いおりものか鮮血か?)、出血の継続期間(2~3日以上続いているか?)、出血以外の症状(強い下腹部痛・お腹の張りなどがあるか?)などをチェックして、気になる症状があれば、診療時間外でも関係なくまずは電話してみましょう。

緊急で医師に相談すべき症状について、妊婦検診・母親教室などで詳細の紙・冊子を貰ったり、説明を受けたりしている場合には、その指示に従って連絡しましょう。特に出血に関しては判断が難しいので、連絡を悩んでいる場合にはひとまず連絡してしまった方が安心です。

・まとめ

妊娠初期で出血が続く原因、茶色いおりものが出る原因には、色々な可能性が考えられます。着床出血・月経様出血・子宮腟部びらんなどの問題ない出血もあれば、子宮外妊娠・婦人科系の病気・流産・切迫流産などのリスクに繋がる大変な出血もあります。

悲しい事態を防ぐためにも、まずは自分の体を気にかけて、次のような症状の有無をチェックしてみましょう。2~3日鮮血が続いたり、下腹部痛やお腹の張りが起こったり、他に気になる症状はありませんか。

このような症状がある場合は、「次の妊婦検診まで待とう。」とか「診察時間内で空いた時間に、病院に行こう。」なんて考えてはいけません、すぐにでも医師に相談してくださいね。お腹の中の赤ちゃんを守れるのは、あなただけですから。


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