着床は仲良くして妊娠に結び付くまでにとても大切な過程で、「着床=妊娠」くらいに考えて良いでしょう。ちなみに、着床は受精卵が卵管を通過して子宮に到着し、子宮内膜に潜り込むことを言います。

受精卵が無事着床できれば、これから胎児・胎盤が形成される過程に進めます。なので、着床を抜きに妊娠が成立することはありません。

ただ、「着床=妊娠」と言うくらいだからこそ、「仲良くしてから着床までにどのくらいの期間がかかるのだろう?」と気になっている方も多いでしょう。

妊娠を強く望んでいると、妊娠の有無が分かるまでどのくらい待てば良いのか、結果がはっきりするまでソワソワしてしまいますよね。時にはいつもの生理前の症状を妊娠の症状だと信じたいあまり、想像妊娠してしまうことも。

最終的に深く落ち込むことがないよう、きちんとした答えを早く分かると良いですよね。では、「着床までの日数は最短で何日か?」について見ていきましょう。

・着床までの第1ステップは受精!

仲良しから着床までに起こる第1ステップと言えば、男性の精子が女性の卵子と結びつく「受精」です。具体的には、仲良くして膣内に射精された精子は、「子宮口⇒子宮頸管⇒子宮内腔⇒卵管⇒卵管采(卵子の待っている場所)」と進んでいきます。

そして、無事に卵管内に辿り着くことのできた精子が、排卵された卵子と結びつくことになります。ちなみに、1回の仲良しで膣内に射精される精子は、2~3億個と言われています。

この数だけ見ると、妊娠できる確率が高そうに感じるでしょうが、残念ながら精子はそんなにタフなものではありません。膣内は酸性度が高いので、多くの精子が酸でやられてしまうのです。

その上、精子にはたった2~3日しか寿命がないですし、排卵された卵子に関しても7時間前後と言うリミットがあります。と言う訳で、無事に卵管内に辿り着くことのできる精子は2~3個だけで、射精される2~3億個の精子の大部分が脱落します。

排卵のタイミングを狙って仲良くしても、受精できる確率は20%以下と言われています。


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・第2ステップは受精卵が子宮に移動!

卵管采で精子と卵子が結びついて受精卵になると、今度は受精卵が「卵管采⇒卵管⇒子宮」と移動します。この間、受精卵はひたすら移動だけをしている訳ではなく、細胞分裂も行っているのです。

つまり、受精卵が卵管を移動している5日前後もの間、細胞分裂を繰り返していることになります。そして、受精卵が子宮内に到着すると子宮内膜が分厚くなって、受精卵を育てるための準備を整えます。

結果的に子宮内膜は20㎜ほどの厚さになるのですが、この厚みが受精卵のベッドになるのです。さらに、これから正常に着床できるように、卵巣から分泌される女性ホルモンの影響も受けながら、受精卵や子宮内の状態をしっかり整えます。

・最終ステップは受精卵が子宮内膜に着床!

受精卵が子宮内に到着して子宮内の環境が整うと、いよいよ最終ステップの「着床」です。まず、子宮内に到着したばかりの受精卵は、透明帯の膜で覆われた状態です。

子宮内膜が十分に分厚くなって受精卵を迎えられる環境が整うと、受精卵が透明帯の膜を破って子宮内膜に潜り込みます。実は、着床はこれだけで終わる訳ではなく、完了までにはまだまだ時間がかかります。

受精卵がどんどん子宮内膜に潜り込んで、完全に埋まった状態になったところで着床が完了するのです。着床の間に子宮内膜を傷つけることがあるのですが、この時のダメージは着床完了までには修復されます。

着床が無事に完了した後は、hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)の分泌が増えて、胎児や赤ちゃんを育てるための胎盤を形成していきます。

・結局の所、着床まで何日かかるの?

着床までの過程は、「受精⇒受精卵が子宮に移動⇒受精卵が子宮内膜に着床」と言う流れになります。ただ、多くの方がもっとも知りたいのは、「着床までの日数はどのくらいなの?」と言うところですよね。

まず、受精が起こるのは仲良くしてからではなく、排卵してから7時間前後と言われています。そして、受精卵が子宮に向かって移動するのにかかる日数は、1週間くらいと言われています。

さらに、受精卵が子宮内膜に着床し始めて着床が完了するまでの日数は、5日くらいと言われています。これらの日数をまとめると、「7時間前後+1週間+5日=12日」となります。

とは言っても、これは排卵から着床が完了するまでの日数で、排卵から着床が開始するまでの日数ではありません。排卵から着床が開始するまでの日数は1週間くらいで、状況によっては10日くらいかかることもあります。

生理予定日を基準にすると、着床が開始するのが生理予定日の1週間前~生理予定日4日前くらいで、着床が完了するのが生理予定日の2日前~生理予定日翌日くらいとなります。


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・着床したら妊娠と判断して良い?

実際には着床が完了すれば妊娠なのでしょうが、体の中で起こっている妊娠の症状は外からは全く分からないものです。なので、残念ながら着床しているのか、していないのかの自己判断は難しいです。

自宅で妊娠を判断しやすい方法と言えば、妊娠検査薬を使うか、基礎体温を測るかくらいです。妊娠検査薬は生理予定日1週間後から使えるものが中心で、最近は生理予定日から使えるものも販売されています。

基礎体温は朝起きてすぐの体温を測定して、高温かどうかを確認する方法です。もし妊娠していれば生理予定日を迎えても体温が下がらず、2週間以上高温期を迎えることになります。

どちらの方法も早くて生理予定日の数日後に結果が出るのですが、生理予定日から1週間後くらいまで待った方が確実性な結果が出やすいです。

もちろん、それでも妊娠検査薬も基礎体温もまだ自己判断の状態なので、医者に行ってきちんと妊娠の診断をもらう必要があります。医者で超音波検査を受けて胎嚢・心拍が確認できれば、やっと妊娠の診断をしてもらえます。医師の診断を受けるまでは、落ち着いて確実な結果を待ちたいところですね。

・まとめ

着床までのステップは、大きく「受精⇒受精卵が子宮に移動⇒受精卵が子宮内膜に着床」と言う流れになります。まず、第1ステップの受精をクリアするためには、たった2~3日の寿命の精子が無事に卵管に到着して卵子と結びつくことです。

実は受精に成功する確率は20%以下で、むしろ失敗する確率の方が多いくらいです。受精しやすいタイミングが排卵して7時間前後なので、精子の寿命を考慮した仲良しのタイミングもポイントになります。

そして、第2ステップでは受精卵が細胞分裂を繰り返しながら子宮に移動するのですが、この期間が1週間くらいかかると言われています。最終ステップはいよいよ受精卵の着床で、受精卵が完全に埋まるまで子宮内膜に潜り込みます。

着床開始から着床完了までの期間は、5日くらいかかると言われています。着床までの全ての過程を考慮すると、着床までの日数は「7時間前後+1週間+5日=12日」となります。

つまり、排卵の1週間後くらいに着床が始まって、排卵の12日後くらいに着床が完了するのです。ただ、これは一般的な目安で、場合によっては12日よりも若干短かったり、長かったりすることもあります。

生理予定日を基準にすると、着床が開始するのが生理予定日の1週間前~生理予定日4日前くらいで、着床が完了するのが生理予定日の2日前~生理予定日翌日となります。

着床しているかどうかを自己判断する方法は、妊娠検査薬を使うか、基礎体温を測るかです。とは言っても、これらの方法は確実ではないので、妊娠の可能性が考えられる場合には、医者できちんと診断を受けましょう。