私の出産は、破水から始まりました。そのため、はじめは陣痛の痛みはありませんでした。破水したのが夜だったので、旦那に病院まで運転して行ってもらいましたが、破水の液がドバドバと出てくるだけで、痛みはほとんどありませんでした。

でも、破水しているということは、いつ陣痛が来てもおかしくないので、自分での運転はおすすめしないそうです。

私が出産したのは妊娠39週にちょうどなった日です。正産期は37週なので、予定日までは1週間ありましたが、いつ産まれても良い状態でした。

むしろ、つわりが最後まで残っていたので、1秒でも早く出産したかったです。そのため、正産期になった日から散歩をしたり、階段の昇り降りをしたりと陣痛につながることを積極的にやりました。

先程、出産した日は39週と話しましたが、破水したり陣痛が始まったのは前日の夜でした。その破水した日の昼間は無性にスクワットをしないと、と思うようになり、ゆっくり10回行いました。お腹が張ったのでそれ以上はやりませんでした。


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また、夕飯のあと真冬なのにも関わらず散歩に行かないと、とはたまた思い、本当に少しだけ散歩に行きました。歩きで片道10分程度の自販機を折り返し地点にして向かいました。

行きの半分くらい歩いた時に、いつもと違う強い張りを感じました。すぐに治まったので、速度を遅くしてあるきました。自販機でジュースを買い、帰り道を歩いているとまた強い張りが襲ってきました。

「何かあったら電話して」と旦那には言われていたのですが、別に歩けるからそこまでではないなとゆっくり歩いて帰りました。赤ちゃんが下りてきて痛みのある足の付け根も痛かったので、ペンギンみたいな歩き方をしていたと思います。

無事到着し、お腹も張っていたので休もうと座ったところ、生理の時に血がドバっと出るような感覚がありました。違和感を感じ、見てみましたが、オリモノかな?と言うくらいでした。

ネットで調べてみると、出産前のオリモノの増加説と破水説がありました。でも、そんなに出ていないので、オリモノだろうと思いつつも、その後2、3回何かが出る感覚があったので、もしもの時を考え、残っていた洗い物をはじめました。

洗い物をしている途中に、もっと滝のような生ぬるい液体がドーっと流れ出てきました。一発で破水だとわかりました。
旦那に伝え、産院に電話して向かいました。

病院へ到着し、張り具合を見ましたが、高位破水で、子宮口もまだ十分開いておらず、陣痛も無いので、部屋で待機しました。

出産用にパジャマに着替え、ベッドに横になっていると、お腹を下すような感じのお腹の痛みがありました。トイレに行ってみましたが、下ることはありませんでした。後で振り返ってみてわかったのですが、これは陣痛の1種だったみたいです。

またベッドに戻ると、お腹が張る感じが6~7分おきくらいに来ました。でも、まだ張っているな、という感じで痛くはありませんでした。1時間くらい待つと、「痛いかな?」くらいになりました。5分おきになったので、ナースコールをすると、3分切ったらと言われました。

その後、どんどん痛くなりました。はじめは陣痛が来ると唸ってしまう感じの痛さでした。どんどん痛みに歯を食いしばってしまうくらい痛くなりました。それと同時に呼吸を止めたくなってしまいました。

でも、呼吸を止めるということは、お腹の赤ちゃんに酸素が行かなくなってしまうので必死に呼吸しました。更に、何かを強く掴んで痛みを逃さないといけないくらいになったので、ベッドサイドの手すりを掴んで痛みが引くのを待ちました。陣痛の痛みは1分くらい続くのですが、その1分が毎回本当に長かったです。

この時に思ったことは「サッカーボールが無理やりお尻から出ようとしている」です。便秘したことがある方にはわかると思いますが、硬い便が出そうな時はお腹とお尻がとても痛くなりますがそれを10倍の痛みにした感じです。

それからもっと痛みが強くなりました。呼吸も「ヴォー」と吸い、「ヴァー」と吐く。旦那曰くそんな感じだそうです。
旦那は病院に到着したのが夜9時頃だったので、しばらく仮眠を取っていたのですが、流石に私の声に起きたので、その後はずっと背中をさすってくれていました。

でも、陣痛の間隔が2.3分おきになった時は背中も痛くなりました。痛いところをさすってることもあり、何度か「痛い」と言ってしまいました。今思うと、寝ずに背中をさすってくれたのに申し訳なかったです。


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陣痛の間隔が2.3分おきになったくらいから、陣痛と陣痛の間の記憶が飛んでいることがあり、どうも寝ていたようです。でも、次の痛みが来る直前に目が覚めます。「目を覚ますんじゃなかった」と、痛みに耐えながら毎回思っていました。とても体力を使うので、身体が勝手に寝るようになっていたのかも知れません。

いよいよ陣痛の間隔が1分を切りました。酷いと休む間もなく次の陣痛がやって来ました。流石に泣きそうになりました。助産師さんがお迎えに来て、陣痛室へ歩いて移動しました。痛くて痛くて支えてもらわないと歩けない上、間隔も短いので、廊下で1度陣痛に耐えました。

陣痛室に到着し、ヒーヒー言いながらベッドに横たわりました。どんな体勢でも、何をしてもお腹が痛いので、辛くて辛くて仕方なかったです。それから、助産師さんの話も朧げにしか覚えていないので、分娩室へ行けると思っていて、違ったので、「まだこの苦しみが続くのか」と、ガッカリしました。

陣痛室へ移った頃からお腹が強く収縮するようになり、いきみたくなりました。でも、まだいきんではならず、何度も助産師さんに怒られました。呼吸をするのも辛くて「どうせなら気を失ってしまいたい。

呼吸よ、止まってくれ。その間に産まれてくれ。」なんて思いましたが、母親の身体は強いです。痛みにも耐えるし、呼吸も止まりません。気絶しそうな痛みですが、気絶しません。

どうしようもなくて、私は心の中で「助けて」と何度も唱えていました。

短いので陣痛と陣痛の間では相変わらず気を失っていましたが、陣痛そのものは目が覚め、痛みを味わいました。痛すぎて呼吸が叫び声になっていました。

何回陣痛が来たかわかりませんが、やっと分娩室へ移ることになりました。またそこで試練があり、分娩台が腰くらいの高さがあり、意外と表面も硬く、陣痛の痛みに耐え、ヒーヒー言いながら分娩台に乗りました。

乗った瞬間から、いきんで良くなりました。すぐ生まれるものだと思い、全力でいきみました。でも、まだまだでした。言われなくてもお腹の中で赤ちゃんは動いていたので、「まだまだだ。」と、感じました。

それだけでなく、陣痛の継続時間が短いらしく、なかなか赤ちゃんが進んでこない感じでした。また、会陰切開もしました。陣痛の痛さで切開の痛さはわからないと聞いていたのですが、痛かったです。でも、その感覚も陣痛が来れば麻痺してしまいます。切開したことも忘れて陣痛の痛みを味わっていました。

何度かいきんだ末、院長先生がいきみと合わせてお腹を押しました。すると頭が出てきたのですが、赤ちゃんの頭の1番大きい部分が出口に来た状態で止まりました。つまり、膣口が無理やり広げられている状態だったので、とても痛くて、私は思わず「いたーい」と叫んでしまいました。その叫んだ腹圧で赤ちゃんが押し出され、生まれました。

その瞬間お腹の痛みは嘘のようになくなりました。ただ残ったのは会陰切開の痛みだけです。産後5ヶ月経ち、少しずつ出産の思い出が美化されて来ていますが、まだまだ忘れられそうにありません。