出産の痛みは、5ヶ月たった今でも忘れられません。どの程度痛いのかと言うと、激しく苦しいくらい痛いです。呼吸が出来なくなりそうなくらい痛いです。

呼吸も荒いですができます。強くたくましいです。ただ、相当に痛いので、尋常じゃない痛みです。出産はおめでたいことなのに、それを忘れるくらい痛くて苦しいです。

どうにかならないものかと思いますが、助産師さんの話では、陣痛があるから赤ちゃんは産まれることが出来るそうです。なので、避けることはできないそうです。

それを出産の1か月前くらいにマタニティクラスで聞き、絶望しました。その日は「出産が怖い」と旦那の前で泣きました。
でも、出産はやってきます。私がよかったと思ったことは、破水から始まったことです。

陣痛から始まった場合は、陣痛の間隔が5分になってから病院に向かうので、その時点でかなり陣痛の痛みが強くなっているので、辛いと思います。歩くのも支えてもらわないと難しいので、命懸けで病院に向かう感じになると思います。

私の場合は、ダラダラと水が出てきている状態でしたが、1人で車の乗り降りもし、病院へも入ることが出来ました。その点は助かりました。


スポンサードリンク


陣痛の痛みについてですが、本格的に始まった時はお腹を下しているような痛みでした。その当時は、本当にお腹を下しているのかと思い、何度もトイレへ行ったのですが、そういう訳ではなく、不思議に思っていました。

産後に「お腹を下したような痛みが陣痛であった」という話を見聞きしました。その上で振り返ってみると、あれは陣痛の1種だったのだと感じました。

よくよく考えると、その痛みが強くなっていく感じで、陣痛が本格化していきました。人によって痛む場所や痛み方も違うらしいですが、私の場合は、サッカーボールが肛門から無理やり出てこようとしている痛みでした。

冷静な今、この表現は不思議な感じがしますが、陣痛に苦しんだ当初は、ずっと「サッカーボールが出そう」と感じていました。「サッカーボールよ、早く出てきて!もう終わりにして!」と心の中で何度も叫んでいました。サッカーボールが肛門から出るなんてありえない話です。でも、それくらい痛かったです。

ただ、途中からはお腹から背中にかけて全体的に痛くなっていたので、サッカーボールどころの話ではなくなっていました。体勢を変えてもダメ。呼吸を深くしてもダメ。

旦那がさすってくれても、逆に痛い。呼吸も荒く、苦しいので、頭の血管が切れてしまうのではないかと思う程でした。むしろ気絶して、その間に産まれてくれればいいのに。とさえ思いましたが、母は強し。気絶できません。本当に神秘的です。

このくらいの痛みになると、陣痛の時間が長く感じました。1分程度痛み、数分痛みが引く。という感じなのですが、その陣痛の1分が本当に長かったです。陣痛アプリを使って時間を測りましたが、時間が流れるのが本当に遅く感じました。

その後のインターバルはぐったりしているか気絶したように寝ているかでしたが、あっという間で次の陣痛が来ました。インターバルで気絶したように寝ていても、次の陣痛の直前にきちんと気がつき、痛みを味わいました。

もちろん出産が近づくにつれ、陣痛と陣痛の間隔は狭くなっていきます。陣痛が、終わらないうちに次の陣痛が来た時は泣きそうになりました。約2分陣痛が続くわけで、とてつもなく苦しかったです。声には出しませんでしたが、「誰か助けて」「もう何でもいいから私を楽にして」などと心の中で叫んでいました。

私が1番辛かったのは、陣痛室でいきみを逃す場面でした。お腹が急激に強く収縮するようになってきます。お腹を大きな手で掴んで握り潰しているような痛さでした。すごく痛いので踏ん張ってしまいます。

でも、まだ踏ん張ってはいけないそうで、踏ん張るごとに助産師さんに怒られました。でも、わかっていても凄まじい収縮が起きるので、いきんでしまうし、叫んでしまうしでどうしようもありませんでした。

新生児の隣が陣痛室だったので、私の叫び声が赤ちゃん達にも聞こえていたと思います。かわいそうなことをしてしまいました。でも、その時はそれどころではなく、ひたすら叫んでいました。

もっと言うと、ただ叫んだだけではなく、叫ばないと呼吸ができませんでした。そのため、叫びながら呼吸していました。側から見ても相当すごい様子だったみたいで、横で見ていた旦那に産後真似されたほどです。

マタニティクラスで見た出産のビデオは、静かに呼吸をしていきみを逃していました。ネットやアプリ等でも、叫ばずに一生懸命呼吸した、と言う人がたくさんいました。

わたしには到底できませんでしたが、きちんと呼吸できた人は本当にすごいと思います。我慢強いのだろうなと思いました。ぎゃくに、私は痛みに強い方だと思っていたのですか、本当は弱かったのだと知りました。


スポンサードリンク


分娩室に入り、いよいよいきむことが許されました。すぐに生まれるものだと思ったのですが、なかなか出て来ません。また、産まれてくる最後の最後に赤ちゃんの頭が産道の出口で止まり、押し広げられる状態でした。

それがとてつもなく痛くて「いたーい」と叫んでしまいました。その反動で産まれたのですが、予想外の痛みだったので出産のエピソードを話す時は生々しいですが、必ずこの話をします。それくらい印象的な出来事でした。

赤ちゃんの頭の方が産道の出口より大きく、会陰切開もしました。切った時は痛みもありましたが、麻酔もされているし、陣痛の方が痛かったので、「痛いな」程度だったのですが、これが産後の入院中苦しめられました。

傷口を縫うのですが、その縫い目が痛くて、普通に座れません。ドーナツ型の椅子があったのですが、座ると椅子に触れた傷口の周りの肉が引き連れて痛かったです。ベッドに寝ていても周りの肉が引っ張ってきて痛くなってしまいました。

ベッドから降りるのも乗るのもゆっくり慎重にでした。歩くのはペンギンのようによちよち歩きがやっとでした。床に落ちたものをしゃがんでとるのも難しく、ゆっくりしゃがんで取り、ゆっくり起き上がるという感じでやっていました。

排泄もそーっと拭いていましたが、それでも糸に当たると「ひー」となりました。また、ビデで洗うことを推奨している病院だったのですが、最弱にしてもしみました。私は痛いと言っても夜は眠れましたし、ゆっくりちょこちょこと動くことが出来たので、薬を飲むことはありませんでしたが、酷い人は座れない、横になれない、眠れないそうです。

その場合はロキソニンが処方されるとのことです。私は、傷口が腫れ上がることもなく、回復が早い方だったので、退院する頃には少し違和感がある程度でした。

しかし、人によっては傷口が腫れ上がり、1ヶ月経ってやっと回復する人もいるそうです。会陰切開は妊娠後期に入るまでは知らなかったことでした。出産の痛みと言うと、陣痛だけに感じますが、それだけではないのだと身をもって知りました。それも含めて、出産は命懸けなのだと思いました。

産まれた子どもの顔を見ると出産の痛みを忘れてしまうと聞きますが、私はそんなことはなく、まだあの痛みがトラウマです。我が子はとても可愛いですが、出産の痛みは全く別物です。

2回目の出産はまだまだ考えられません。周りの人には「痛みも忘れて、2人目が欲しくなるよ」と口を揃えて言われます。そんな日が来るのか、とイメージすら出来ないのが現在の状況です。