【そういえば生理がこないな・・・】

生理が遅れていると、「妊娠したのか、そうでないのか」とにかくはっきりさせたくなるものです。妊娠以外にも生活習慣の乱れやちょっとしたストレスなど月経が遅れる原因はいくつかありますので、まずは自分が月経不順に当てはまるのかどうか判断する必要があります。

そもそも月経は約1カ月の間隔で限られた日数子宮内膜から周期的に起こる出血とされていますが、正常な月経周期日数は25~38日といわれています。

周期は人によってまちまちで、毎月決まった周期できっちり来る人もいれば、全くばらばらの人も。つまり数日から1週間程度遅れたからといって一概に「妊娠」、「異常」であるとは言えません。

月経はくるものの周期が39日以上3カ月以内の場合、稀発月経といって「月経不順」に当てはまるとされています。私の場合は25~45日とかなり幅がありました。

以前は生理にムラがあることを特に気にしていませんでしたし、1カ月以上間が空いてもむしろ「そういえば今月はなかったな。楽でラッキー」ぐらいの気持ちでした。

妊活を始めた頃から、基礎体温を毎日測るようになり生理の遅れにかなり敏感になりました。生理周期や基礎体温は簡単にできて一目でわかるスマホアプリで管理していました。


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【妊娠している場合】

「生理が遅れる=妊娠」とは限りませんが、まずは可能性を疑ってみます。そもそも何日生理が遅れたら妊娠の可能性があるのでしょうか。

基礎体温表を付けていて生理が毎回規則的な人は、高温期が持続している状態で、生理予定日が1週間以上遅れた場合、妊娠の可能性が高まります。

市販の妊娠検査薬は生理予定日2日前や当日からできる早期検査薬もありますが、一般的には予定日の1週間後から検査することが可能です。妊娠するとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌され始めますが、妊娠検査薬は尿のなかに含まれるhCGホルモンに反応し、規定値よりもhCGホルモンが多く含まれると陽性反応が出るようになっているからです。

一般的な妊娠検査薬は、尿の中のhCGの量が50mIU/ml以上あると、陽性になります。また、生理不順かどうかにかかわらず、性交渉後に着床しhCGが分泌されるまでに3週間程度かかるため、性交渉があった妊娠した可能性が高い日から3週間後に使用してみるのも良いかと思います。

私が妊娠した時のことですが、生理が元々不規則だったため、正確な生理予定日が特定できず、最終月経開始日から35日目、妊娠の可能性が高い日から3週間後に一度市販の検査薬で試しました。陽性反応が出たためその後2日おきに2回検査。陽性反応が日増しに濃くなっていったので、病院で正式に検査して確定しました。

【妊娠以外で生理が遅れる原因】

妊娠の他に生理が遅れたり来なかったりする原因は病気の場合とそれ以外に分けられます。生理が起こるまでのステップとしてまず卵子を育て、子宮の中で子宮内膜を作る準備期間があります。

そして育った卵子を外に出す排卵期、内膜を作るのをやめて2週間ほど受精卵がくるのを待った後、受精、着床がなければいらなくなった子宮内膜を排出するという流れです。

このサイクルの中になんらかの問題が発生していると、生理が遅れたり来なくなったりするというわけです。

【無理なダイエットやストレス】

無理なダイエットによる栄養不足でも生理が遅れることがあります。食事の量を極端に減らす、短期間で急激に体重を減らすなどの過激なダイエットを続けると、体脂肪率が極端に少なくなったり、一時的に栄養失調状態になるため、女性ホルモンがスムーズに分泌されません。

視床下部から出る指令ホルモンが低下すると生理が不順になったり、止まってしまったりすることがあります。体脂肪率を極端に落とす、激しいトレーニングや、フルマラソンのような体を酷使するスポーツを続けていると、体は生殖機能をストップさせてでも生命を維持させようとします。

例えば最近では、女子マラソンの選手が記録を伸ばすために低体重を維持しようとして無月経になったりすることがあり問題視されています。また、ストレスでホルモンバランスが乱れ、生理が遅れることもあります。

過度なストレスがかかると、自律神経の中枢である視床下部や脳下垂体が、正常にホルモンの分泌を指示できなくなり、生理周期に関わる女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」や「プロゲステロン(黄体ホルモン)」のバランスが崩れます。

その結果、排卵がなくなり生理が来なかったり、遅れたりします。現代人に多くみられる仕事のし過ぎや対人関係のストレスでも簡単に生理不順は起こります。

私の場合も、1週間以上の過密スケジュール出張があった時は、必ずと言っていいほど生理が遅れていました。


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【更年期】

日本人女性の「閉経」の平均年齢は50歳と言われていて、その前後10年が更年期と呼ばれる期間です。生理不順は更年期に入るサインかもしれません。

誰にでも起こることで、早い人では30代後半から、一般的には45歳前後になると本格的な更年期を迎えるようになります。徐々に生理の周期が短くなってきたと思うと、逆に周期が長くなり、生理の回数が減ってきます。

出血量や日数も不安定になり、生理日ではない日に出血することも。そして2カ月に1回、半年に1回となり、最終的には全くこなくなり、最後の生理から1年間生理がなかった場合、閉経とされます。

ストレスの蓄積や疲れなどで体がダメージを受け、ホルモンバランスを崩しやすくなります。生理周期の乱れだけでなく、ちょっとしたことでイライラしたり、感情が不安定になる、頭痛や疲労で体が思うように元気になれない、といった症状もあるようです。

【子宮内膜症】

生理がある3~10%の女性がなると言われている子宮内膜症は生理不順を引き起こします。子宮内膜またはそれに似た組織が、本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し発育する病気です。

女性ホルモンの影響で月経周期に合わせて増殖し、月経時の血液が排出されずに蓄積されたり、周囲の組織と癒着をおこしてひどい生理痛や生理不順に。症状が進むと、生理の時以外にも痛みを感じるようになって日常生活にも支障をきたすようになるようです。

【無排卵性周期症】

働く女性に多いと言われている無排卵性周期症も生理遅れの原因かもしれません。無排卵性周期症は月経は来ているのに排卵がない状態で、通常であれば低温と高温になる基礎体温が、変化しないままで月経様出血がある症状です。

十分な卵胞成熟がおこらず、その結果として卵胞ホルモンの低下による出血が短い周期でおこります。生理周期の幅が25~45日だった私の場合も長らくこの状態でした。排卵がない月の基礎体温表はガタガタで、一見してどこからが高温期だったのかよく分からないというのが特徴です。

【多のう胞性卵巣症候群】

排卵障害の1つである多のう胞性卵巣症候群は、卵胞が卵巣の中にたくさんでき、ひとつひとつが小さいまま成長せず、排卵がおこりにくくなる状態です。

この症状の人は排卵までに時間を要すことも多く、生理周期が長くなりがちなので生理が遅れることも多々あり得ます。本来、卵巣にはたくさんの卵細胞があり、平均して月にひとつずつ成熟し、排卵します。

卵細胞は卵胞という袋に包まれていて、発育するにつれてこの袋が大きくなっていき、約2センチほどの大きさになると破裂して、卵胞の中の液体とともに卵細胞が排卵されます。

【早発卵巣不全】

40歳未満の若いうちに生理が止まる状態です。卵巣の機能が停止することにより排卵しなくなり、ホルモンを分泌する能力が衰えるために起こります。

症状は、自然に起こる閉経の場合と同じ。40歳未満の女性100人に1人の割合で発症すると言われています。出生時には約200万個あった卵子が、その後徐々に減少し、約50歳で1000個以下となり閉経するといわれています。

早発卵巣不全は何らかの原因で卵子が急激に減少してしまったり、たとえ卵子があっても発育が阻まれる疾患です。

【甲状腺機能障害】

甲状腺機能に異常がみられると生理不順や無月経になることがあります。月経異常の発生率は12%ほどだと言われています。甲状腺は、のどぼとけの少し下にあるH字型の小さな臓器で、2種類の甲状腺ホルモンを分泌しています。

例えばバセドウ病の名前で知られる甲状腺機能亢進症は、甲状腺の働きが活発で甲状腺ホルモンの分泌が過多な状態で、生理がなかなかこないほかに、手が震える、食べてもやせてしまう、疲れやすい、よく眠れない、動悸、汗をかきやすいなどの症状がみられます。