妊娠

妊娠初期の症状は?つわり、頭痛、吐き気、腹痛、ゲップ、下痢がある?

妊娠はどうしてするの?

妊娠とは、受精卵の着床から、胎児およびその付属物(卵膜・胎盤・羊水・臍帯)が母体外に排出(分娩)されるまでの事を言います。

妊娠には、様々なホルモンが大きく影響しています。

脳にある視床下部という部位から、GnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)というホルモンが脳の下垂体前葉に働きかけるよう分泌されます。

分泌後、下垂体前葉から卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモン・性腺刺激ホルモンが分泌され、卵巣に働きかけるよう分泌されます。

卵巣は、卵胞刺激ホルモンの作用で卵胞が成熟しエストロゲンというホルモンが分泌されます。エストロゲンの作用は、子宮内膜層の増殖・肥厚する事です。

血中のエストロゲン濃度が上昇(必要量排出時)すると、卵巣が卵胞刺激ホルモンの分泌を抑制するよう下垂体に働きかけ、下垂体前葉から卵巣にかけ、黄体形成ホルモンが分泌されます。黄体形成ホルモン分泌後36時間後に排卵(卵巣から卵子が排出される事)が起きます。

排卵後、卵胞は変化し黄体(一時的なホルモン分泌構造)になり、エストロゲン・プロゲステロンを分泌します。妊娠した場合分泌は持続します。

排卵後卵子は、卵管膨大部という部位に移動します。卵管膨大部で精子と出会い受精卵となります。卵子は排卵後24時間以内・精子は体外に排出後72時間の生存時間があります。

受精卵は卵管内を移動し、7日前後で着床を開始します。着床とは、受精卵が子宮内膜に埋没するまでの過程を言います。
この流れが妊娠成立までの流れです。


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妊娠初期症状はいつから

妊娠期間は、月経周期28日の場合最終月経の初日(妊娠0日)から約280日(妊娠40週0日)を言い、妊娠初期とは、妊娠0~14週の事を言います。

妊娠初期症状の初めに出現する症状は、基礎体温の上昇です。黄体から分泌されるプロゲステロンの作用で、基礎体温が2~3℃上昇します。

受精後、基礎体温が徐々に上昇します。排卵日は、月経周期が28日の場合、月経開始から14日目頃に起こります。なので、月経開始から14日以後に基礎体温の上昇が起こります。基礎体温上昇の時期は、妊娠2~3週頃です。この時期は、基礎体温を毎日測定していなければ気づくことは難しいでしょう。

妊婦さんが自覚する妊娠初期症状は、月経停止や市販の妊娠検査薬で妊娠が判明します。妊娠検査薬の使用時期は、次回の生理日から1週間遅れた時期をいい、妊娠5~6週頃です。

妊娠初期症状は?

妊娠初期症状は、10項目以上あると言われていますが、個人差があるため全妊婦さんに症状が出現するわけではありません。症状をいくつか説明します。

1. 基礎体温の上昇

基礎体温は、一番初めに起きる症状ですが、毎日体温測定を行っていなければ自覚症状で発見する事は難しいでしょう。基礎体温は、受精後2~3℃上昇します。

基礎体温が2~3℃上昇すると、倦怠感や熱っぽくなるので風邪症状と思い、風邪を引いたと勘違される方もいます。

2.月経停止

受精卵が着床すると、月経が停止します。月経周期28日で生理不順がない場合、次回の生理予定日から1週間遅れると、妊娠の可能性があります。

3.つわり症状

つわり症状には、匂いつわりや吐きつわり・食べつわりなど色々な消化管症状があります。唾液分泌が上昇し、つばやよだれの分泌量が増加する方もいます。ゲップも出やすくなり、嘔吐・嘔気・悪心などの症状も出現します。

4.乳房の変化

乳房の増大により胸が張り、痛みを感じる方もいます。乳首の色も濃くなり、水様性液が乳房の圧迫により、分泌されることもあります。

5.眠気

睡眠をしかり行っているのに、いくら寝ても眠気が襲ってきます。普段なら、日中眠気もなくアクティブに過ごせていたのに、妊娠後は日中でも眠たく、少しでも体を横にしたいと思うようになります。

朝も体が重く、スッキリ起きられなくなります。体を休める環境にあれば、出来る限り体を休めてむりをしないようにして下さい。


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6.頭痛

妊娠中個人差はありますが、頭がズキズキ痛む方や、痛みはないが頭が重たく感じる方もいます。頭痛からの肩や首の痛みを訴えるかもいます。

7.おりものの分泌増加

ホルモンの影響で、おりものの分泌物量は増加します。生理が来ない分、おりものは初めだけではなく、生理開始日まで分泌されます。

8.貧血

妊娠後、お腹の赤ちゃんに栄養や酸素を送るため循環血液量が増加し、動悸・息切れ・疲労感・頭痛・めまいなどの症状が出現します。

貧血の基準値は、ヘモグロビン濃度11g/dl未満とWHOで定められています。

9.肌荒れ

妊娠前は、スキンケアをしっかり行っていても肌荒れがなかったのに、妊娠後肌荒れが目立つようになります。ニキビや吹き出ものが出来たり、乾燥肌になる方もいます。今まで肌に合っていた、スキンケアも合わなくなる方もいます。

11.腹部症状

   
ホルモンの影響で、腸の運動が抑制されるので、便秘になりやすいです。また、ホルモンバランスの乱れにより下痢を引き起こす事もあります。下痢は一時的な事で、時間が経つと自然治癒します。

下腹部痛も見られます。下腹部痛があると流産なのか不安になりますが、子宮収縮やホルモンの影響で下腹部痛が起こる事があります。

妊娠初期の症状はなぜ起こるの?

妊娠初期症状は色々症状がありますが、基本的症状の原因は、ホルモンの影響です。

妊娠後、妊娠を維持しようとプロゲステロン・エストロゲン・hCGというホルモンが分泌されます。これらのホルモンhが分泌する事により、症状が出現する事もありますし、ホルモンバランスが乱れ自律神経がみだれ症状が出現します。

自律神経は、交感神経と副交感神経という神経で成り立っています。これらの神経が全身のエネルギーを発散し・蓄える働きをしています。

なので、自律神経が乱れる妊娠初期は、様々な症状が起きやすいです。

妊娠初期症状時の対処法

妊娠初期は、自分の体に素直になってください。仕事や家事育児なので、体を横にしたくても出来ない時の方が多いいでしょうが、お腹に赤ちゃんがいる事を考え無理や我慢をせず、体を横にしたい時は必ずして下さい。

体を冷やさないよう、浴槽につかり体をしっかり温めて下さい。浴槽につかり、体を温める事により、リラックス効果があり、ホルモンバランスもよくなります。

リラックスする事が大切です。アロマなど使用するのもいいでしょう。

体を冷やさないよう、腹巻などするのもいいでしょう。腹巻を行う事で、腹部を温め血行の流れが良くなり、乳房が張り痛みを感じる場合は、ワイヤレスブラやブラトップを使用し胸を締め付けないようにしましょう。

おりものが増加し、ナプキンを使用する場合は、こまめに交換し清潔を保ってください。

乾燥肌になると、掻痒感がまします。なので、入浴後全身にボディクリームを塗り乾燥予防に努めて下さい。肌のスキンケア方法も、肌に刺激の少ない物を使用して下さい。泡をしっかり立て優しく洗顔を行って下さい。

貧血や便秘を起こさないように、日ごろの食習慣を見直して下さい。鉄分を多く含む食品(小松菜・ほうれん草・レバー・赤み肉・など)があり、食事のみで摂取が難しい場合は、セプリから摂取して下さい。

食物繊維を多く含む食品(ゴボウ・レタス・海藻・豆類・芋・果物など)があり積極的に摂取し、水分摂取もしっかり行って下さい。

つわり症状の場合は、マスクを着用し匂いを嗅がないようにし、食べれる時に食べれる物を食べて下さい。空腹時、口の中にすぐ飴やチョコレートを入れれるように持ち歩きましょう。頻回に嘔吐し疲労感がある時は、体を休めて下さい。


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