胎児

外受精は障害児が多い?子の発達に及ぼす影響は?

まず最初に体外受精が発達障害の原因とされる正確なデーターや研究は、今のところ日本では発表されていません。

体外受精で生まれる子供は発達障害の子供が多いという話を聞いた事がいる人もいるかもしれません。体外受精や顕微受精を行って誕生した子供の先天異常の出現率は全体の3%であり、自然妊娠で生まれた子供との出現率と、変わりありません。

☆胎児の先天異常って??

出生以前の時期になんらかの原因によって、出生後に形態異常または機能異常が発生したもので、この異常はその後の発育成長では回復しないものを言います。

*原因は何が考えられるの?

①遺伝要因(約10%):フェニールケトン尿症、色盲など
②環境要因(約10%):風疹、サリドマイド
③遺伝要因と環境要因の相互作用(約80%)

*母児への影響は?

 
<児への影響>

①先天的な欠陥が重篤な場合、妊卵、胎芽、胎児は死亡する。
 私の母も父が風疹になり、母にもうつってしまったため流産したそうです。
②子宮内で胎児が発育する場合は出生体重が低い事が多い。
 出生体重が2500gに満たずに産まれてきた児を、低出生体重児と言います。
③遺伝子疾患、先天代謝異常、染色体異常、奇形(内臓奇形・外表奇形)などを伴う。
 各種奇形 種類別頻度(WHOより)

⑴内・外反足などの奇形足 21%
⑵無脳、水頭症、頭蓋破裂、脊椎破裂など 20%
⑶多指趾、合指趾など 14%
⑷兎唇・狼咽など 10%
⑸ダウン症候群 7%
⑹合併多発奇形 6%
⑺心奇形 6%
⑻食堂・胆管奇形 4%
⑼股関節脱臼  4%

姉は3人子供がいますが、そのうち2人も股関節脱臼がありました。脱臼は遺伝的要因の方が多く言われています。1か月健診時に指摘されていましたが、それまでに足の開き具合で自宅で気づいていました。

治療は脱臼の具合によりますが、大体1年弱で、入院し牽引の方法を学び自宅でも足を牽引したり、股関節脱臼用のギプスを装着していました。その当時は見ていると、かわいそうだなと思ったりもしましたが、本人は全く覚えていませんし、姪っ子・甥っ子とも牽引時にも泣かなかったし、ギプス装着も嫌がらず、ただ姉だけが大変そうでした。そんな子たちも、脱臼も治り、今では9歳と5歳になっています。

⑽長管状骨異常 2%
(11)尿性器異常 2%
(12)その他 2%


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<母体への影響>

①妊娠の早期中絶(流産・早産)を起こしやすい
②羊水過多症を合併する事がある
③奇形の種類、程度によっては、分娩障害をもたらず

*先天異常の判断ポイントは?

①妊娠初期に放射線被曝、危険な薬物投与、感染(風疹・トキソプラズマなど)があったか否かを確認する。
 私は、妊活中はいつ妊娠しても良いように風邪をひいても薬は飲まず、湿布すら貼りませんでした。←私の勝手な判断で。放射線を撮るときは、妊娠している可能性がある事を受診した医師に告げて相談して下さい。
②腹部レントゲン、羊水造影により胎児の奇形を確認する。
③エコーにより、腫瘍・外表奇形・心疾患などを確認する。
④羊水分析により、染色体異常、先天代謝異常、先天奇形などを確認する。
⑤外診・内診により胎児の形態異常を確認する。

となると・・・夫婦のどちらかまたは二人ともに遺伝子疾患がある場合は、病気や症状が子供にも遺伝してしまうのではと心配になりますよね。

そんな方には、受精卵に遺伝子的な異常があるかどうか、着床前診断を受けるこどができます。

着床前診断は、出生前診断とは異なり、受精卵の状態での検査になるので、母体への負担も少なくなります。前までは、胎児の異常を調べるために、羊水検査といいお腹に針を刺し羊水を採取し、調べていました。

しかしちょっと前にニュースで見ましたが、採血で胎児の先天異常を調べる事ができるようになったようです。でも、全ての妊婦が無条件に行える検査ではないし、この検査自体を行っている病院もまだまだ少ないのが現状です。

羊水検査は、先天異常が見つかったら、このまま産むのか・・・、中絶するのかととても辛い選択になりますが、着床前診断は病気の遺伝がない事を受精卵の状態の時に確認してから、移植できます。

でも、これも誰でも受ける事ができるのではなく、思い遺伝疾患をを持っている人という条件が、日本産科婦人科学会の指針で決められているようです。着床前診断は、全ての病院などで行われている検査ではないので、相談が必要です。

★なぜ体外受精だと、障害児が産まれるかもしれないと心配になるのでしょうか??

体外受精だと障害児が産まれるかもしれない・・・それは偏見だど思います。しかし、あえて・あえていうならば妊娠した年齢がやはり関係するためいわれるのだと思います。

不妊治療を受けている人の半数以上が、高齢出産に当たることが分かっています。国立社会保障・人口問題研究所が2010年に行った調査によると、不妊検査や治療を行ったことのある人のうち、高齢出産といわれる35歳以上の人の割合は56.6%。最近ではよく知られるようになりましたが、高齢出産には、様々なリスクがあります。


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例えば〜

・流産の増加
・染色体異常(ダウン症など)児の増加
・妊娠中の合併症発症率の増加
・産道がかたくなることによる分娩児の合併症増加
・不妊治療のによる、多胎妊娠の増加

などです。とは言え、むやみに怖がったり不安がったりする事もありません。
 

じゃぁ、何歳まで妊娠のチャンスはあるのでしょうか??

妊娠、出産は女性の年齢に大きく関わってくるため、「実際のところ、何歳まで出産できるの?」という話は、不妊治療中の女性にとって特に気になる話題だと思います。最近では、50歳を超えて出産した著名人のニュースもあり、期待と関心が一層高まっているのではないでしょうか。 

結論から言うと、妊娠、出産のできる年齢の限界は、大体の45歳くらいと考えられています。それ以上になると、まず卵子が限界を迎えてしまうため、妊娠できでも流産してしまいます。

卵子の年齢は、「肌年齢」などと異なり、自分の年齢よりも若いと言うことは、基本ありません。自分の年齢と同じか、もしくは上です。長い間出番を待っている卵子は、様々なストレスに晒され、その多くはダメージを受けています。

一旦、ダメージを受けた卵子を回復させる術は、現在の医療技術にはありません。様々な研究の結果、45歳以上の出産は、合併症など多くの医学的危険を伴うことが分かっています。

そのため、45歳が、卵子が妊娠ちゅ・出産に耐えうるギリギリの年齢とされているのです。生殖医学の進歩により、高齢で出産される人ももちろんいます。

けれども、「あの人が出産できたから、私にもできるはず」「必ず健康な児が産まれる」とは限りません。生まれてくる子供のことを考え、治療終結のタイミングも、頭に入れて置かなければなりません。なので、不妊治療を行うタイミングは早い方が良いと思います。

胎児の先天性異常には、ダウン症に代表される「染色体異常」と奇形など染色体以外の「突発性異常」の大きく分けて二つの種類があります。

後者、すなわち、「突発性異常」は母体の年齢に関係なく突発的に異常の発生するケースがほとんどです。

しかし「染色体異常」については、母体の年齢と大きな関わりがあります。なぜなら、原因がいわゆる「卵子の老化」にあるからです。具体的に説明します。
 
母体年齢が20歳の場合、ダウン症の赤ちゃんを出産する割合は約1500分の1ですが、30歳では約400分の1、35歳では約300分の1になり、さらに40歳までは約100分の1、42歳では約50分の1にまで上昇します。

こうして、数字を目にすると、怖くなる方も多いのではないでしょうか。 確かに、「42歳で50分の1」と言うのは、かなり高い確率の様に思います。

ただし、コレはあくまでも確率上の話です。100人いたら50人がダウン症の子を妊娠するリスクがある・・多いと思うのか、半分なら私は大丈夫かもしれないと思うのか。

どちらを捉えるのかは各々だと思いますが、決して過度に警戒する必要はありません。母体の年齢が高くても、健康状態になんら問題なく生まれてくる子だって、たくさんいます。ダウン症は、出生前診断で判断できますが、「発達障害児」は生まれてきて、ある程度まで大きくならないと判断できません。

発達障害の一つ「自閉症」は超男性が持つ特徴だとする説があります。

イギリスでは出産後の羊水を集め、羊水中のテストステロン(男性ホルモン)とその後の発達の関係が調べられています、現在のところ、生後12か月の時点での視線の一致や顔認知、生後24か月時点の語彙習得、生後48か月の社会関係の構築の質との関連が検証されています。ここから今後自閉症との関連が見出されるかもしれません。
 
年齢の壁にぶつかり、時には不妊治療をやめると言う選択をする事もあるでしょう。治療をやめるということは、妊娠できるかもしれない可能性を自分自身が捨てると言う風に考えてしまうかもしれません。

こうしたときこそ、夫婦で話し合い納得して決断して下さい、不妊治療をやめると言うことは、「子供のいない人生」を歩んでいくと言うことです。

結婚してからの「子供のいない人生」ではなく「不妊治療を経て、夫婦で乗り越えて子供のいない人生を選択した」生活になります。夫婦の関係も不妊治療前と後では変わっているのではないでしょうか。すれ違いも生じるかもしれません、しかしまた新しく夫婦二人の新しい関係を築いて素敵な自分たちの物語を作っていって下さい。


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