妊娠

妊活中にカイロを貼る位置は?温活で妊娠したい不妊女性はどこが良い?

【妊活と冷えの関係】

「冷えは万病の元」とよく言われますが、私も極度の冷え症で、妊活前から冷えを直そうとあらゆる手段を講じました。妊活女性にとっても体の冷えは大敵。妊活に臨むなら体の冷えは早めに改善しておきたいことの一つです。

冷えの原因は人によってさまざまで、原因が1つだけとも限りません。例えば「普段から薄着」、「煙草を吸う」、「痩せすぎ」、「偏食」などの生活習慣で、血の流れが滞ると血管は縮み、さらなる血流の悪化を引き起こします。

卵巣へ送られる血量が減少すると、卵巣の機能が低下し、卵子の成長にも影響を及ぼすことになります。また、受精卵が着床する子宮内膜の厚みは子宮の血流に影響されるため、冷えによって血行が悪くなると子宮内膜の成長が妨げられ、厚みが不十分になり、着床しづらくなるなどの弊害が起きてきます。

【カイロの使い勝手は?】

体を冷やさない方法や温活グッズはたくさんありますが、カイロは値段も安く、手軽に使える温めグッズの一つといえます。正直カイロの使用だけで冷えの根本改善をするのは難しいですが、効果的な場所に使用することで、少なくとも悪化させないようにするには有効的です。

カイロの中には、鉄粉、水分、活性炭、木粉、塩類が入っていて、メインの成分の鉄粉が酸化することで熱を発します。最近では色々な大きさのものが売られていますし、持続時間も選べますので、用途に合わせて細かく調節できます。

私の場合、5cm×4cmぐらいのミニカイロを、お腹の部分にカイロを入れる小さなポケットがついた腹巻や、レッグウォーマーと一緒に使っていました。

そうすると貼るタイプのカイロがズレにくく剥がれるのを防いでくれます。特に冬の寒い時期、外出時にはとても重宝しました。適切な場所にカイロを貼ることで、体を冷えから守ることができます。


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【冷えのタイプによって効果的な温め場所が変わる】

手先や足先の末端が冷えてしまうタイプの人は、体が血液を末端まで運ぶ力が弱まっていると考えられます。血液を運ぶ際に筋肉が弱っているとポンプ作用が働かず末端まで流れにくくなることがあります。

腰から下の下半身が特に冷えるタイプの人は、消化器系が弱っていて内臓が冷えてしまっています。内臓が冷えているので血液が造られた時点で温度が低くなっている可能性があります。

体全体が冷えているタイプの人は、自律神経の乱れが考えられます。自律神経は血管をコントロールし寒い時には保温、暑い時には熱を発散するといった働きをしていますが、乱れていると手足を触ると火照っているのに、全身は寒いなど温度調節がうまくいかなくなります。

【どこに貼ると効果的?】

カイロは貼る位置によって体の温まり方が違います。例えば全身を効率よく温めたい場合は太い血管がある首を温めるのが効果的。妊活中に特に温めておきたい1つ目は「仙骨」付近です。

腰から下の下半身が特に冷えるタイプの人や体全体が冷えているタイプの人に有効です。場所は背中側、腰のラインすぐ下からお尻の割れ目の辺り。血管や神経がたくさん通っている所です。

仙骨を温めることで血流が良くなり、自律神経のバランスが整います。自律神経の副交換神経は、仙骨の下を通っていて、妊娠に重要な器官である子宮や卵巣などに温かい血液を送ることができるようになります。

2つ目は内くるぶしの少し上辺り。「三陰交(さんいんこう)」という下半身の冷え・むくみ、女性特有の疾患に効くツボがあります。内くるぶしの指4本分上で、骨の際にある押すと痛気持ちいいところです。

温めると子宮の働きを良くしてくれるといわれています。また、下半身の冷え・むくみだけでなく、逆子のお灸治療時にも温める場所で、生理痛・更年期障害などにも効果が期待できるといわれている女性にとっては知っていて損はない場所です。

3つ目は足の裏です。手先や足先の末端が冷えてしまうタイプの人に効果的。足裏にはたくさんの静脈が流れていて心臓からも一番遠い、体の末端になるため冷えで悩む女性にとっては温めておきたい場所になります。

足裏にはたくさんのツボがありますが、その中でも特に「湧泉(ゆうせん)」と「気端(きたん)」を温めると冷えに効果的です。湧泉は足裏の土踏まずのやや上の中央部、足の指を曲げたときにくぼんだところにあります。

冷えやむくみの改善に効果があるほか、筋肉疲労の回復にもよく効くツボです。気端は足指の先端にあるツボです。つま先用の貼るカイロや足湯で温めても効果が期待できます。


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【お腹に貼るのはNGなの?】

妊活女性の中にはやはり「温めるのはお腹でしょ!」と思われる人がいると思います。確かにお腹にも「気海(きかい)」という全身を温めてくれるツボがあります。

へそより指2本分下にあるツボで、全身の血行を促し体を温める効果があります。また、そのさらに指2本分下にある「関元(かんげん)」のツボは、生理痛や生理不順、不妊症などに効くといわれています。

子宮を温めたい場合に効果的。私もポケット付きの腹巻にカイロを入れてこのツボを温めていました。ところが最近では、実はお腹の温め過ぎは良くないという実験結果も出ています。

人の妊娠と牛の妊娠メカニズムには類似性があるといわれていますが、農業技術センターによると、乳牛の直腸温度が1.5度上がると受胎率が下がるという実験結果も。約40度のお風呂に入ると、膣の温度がお湯の温度と同じまで上昇します。

入浴前の膣温に戻すためには入浴後1.5時間ほどかかるそうです。お腹を温めすぎてしまうことは妊娠のためにはよくありません。

お腹の温度を上げるのが目的ではなく、あくまで子宮や卵巣に届く血流を良くするという観点でみると、熱くなりすぎないように温め時間を短時間にとどめておくか、上に書いたようにお腹以外の全身の冷えに効くツボをゆっくり温めていく方が効果的です。

ちなみに「卵子や受精卵はデリケートで熱に弱いから排卵期や高温期は温めを避けた方がいい」という意見がありますが、カイロなどの外熱で卵子や受精卵が死んでしまうほど熱くなるとは少し考えにくいです。

長時間の使用や皮膚がただれるほどの高温でもない限りはそんなに心配することではないと思います。

【カイロを使用する場合の注意点】

皮膚の弱い人が使用する場合は低温やけどに注意する必要があります。低温やけどは、体温より高い温度の発熱体を長時間あてることで、水庖等の症状を起こすやけどのことです。

就寝時は低温やけどを起こしやすいので、張ったまま寝たりしないように気を付けます。また、肌に直接貼らない、熱すぎると感じたときは我慢せずすぐに剥がすなど適切に使うことが大切です。

カイロの持続時間は長いもので12時間ほど。12時間もの長い間同じ場所に貼っておくのはおすすめしません。個人差はあると思いますが、低温やけどや熱くなりすぎるのを防ぐため、だいたい2、3時間ぐらいで剥がすか別の場所に張り替えるといいと思います。

また、冬場は他の暖房器具と一緒に使うことでカイロが必要以上に熱を発してしまう可能があります。

こたつやストーブは、熱源に近い場所で使用するのでカイロとの距離が近く、暖房器具の熱にあたり高温になることがあります。カイロを貼ったところを圧迫することも危険。強く長時間圧迫すると低温やけどの危険性が高まります。

【カイロ以外の温活グッズ】

私の場合、下着類や靴下は、通気性が良く保温効果のあるものを使ってカイロの効果をより高めることもしていました。カイロ以外にも火を使わない貼るタイプのお灸なども併用していました。

カイロより値段は高めですが、小さくて持ち運びやすく、短時間温めるだけで効果を発揮します。また、持続時間が10~20分程度のものがあるので、万が一剥がし忘れてもカイロのように熱くなりすぎるということもありません。

【まとめ】

カイロの使用で体をやみくもに温めさえすればいいというものではなくて、必要な時期に適当な時間という考えが大切です。あくまでも血流を良くして冷えを改善するためのアイテムの1つ。

やはり根本解決には基礎代謝を上げるための大きい筋肉を動かす運動などが不可欠ですし、冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎて体を極端に冷やすのを避けることや、足を冷やさないような服装を心がけることも大事です。

また、睡眠不足による自律神経の乱れも体を冷やす原因です。日常生活を見直しつつ、カイロを冷え改善の補助アイテムの一つとして上手に活用していくことが一番だと思います。


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